壇蜜「RでもXでもない主演作」封切り!大雪のおかげで「今日を絶対に忘れない」
2014年2月8日 14:40

[映画.com ニュース] 女優の壇蜜が2月8日、都内で行われた主演最新作「地球防衛未亡人」の初日舞台挨拶に共演の森次晃嗣、河崎実監督と登壇。“エロスの女王”として名を馳せる壇蜜は、「RでもXでもない主演作が初めて公開されることとなりました。まさかの大雪だけど、おかげさまで今日を絶対に忘れないと思う」と大雪にもめげない笑顔を客席に振りまいた。
元芸者の未亡人で地球防衛軍エースパイロットのダン(壇蜜)が、怪獣に殺された夫の復しゅうを遂げるべく、核廃棄物を食べる宇宙怪獣ベムラスとの戦いに身を投じていく姿を風刺たっぷりに描く。壇蜜は、物議をかもす内容にも「河崎監督は洒落で社会に一石を投じる、それでおとがめのない映画を作る方。他の人が作れないジャンルだという認識はあった。そんな映画の中にいさせていただくのは光栄なこと」とオファーを快諾した。
「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン役で一世を風靡(ふうび)した“元祖”ダン隊員の森次は、「面白いね、この映画! 真面目に撮ったら政治的にヤバイけれど、これが河崎監督の力」と感心しきり。新生ダン役の壇蜜は、「特撮世界のヒーローなので、世界観を壊さないか心配もあった。私はグラビア出身なので、特撮は敷居の高いもの。敬意を払ってご一緒させていただいた」と真剣な面持ち。森次は「自分の考えをしっかり持った方」と壇蜜を称えたが、河崎監督に「撮影中はデレデレでしたよ」と暴露され、照れながらも認めていた。
「日本以外全部沈没」「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」など、独特な皮肉を盛り込んだSFコメディを撮り続けてきた河崎監督は、「エロスのシンボルである壇蜜さんを迎え、現代日本の欺まんを暴く! どうなっているんだ日本は! 明日の選挙どうするんだ! これからは社会派の監督になるのでよろしく!」と熱弁をふるい、壇蜜には「あなたは時代のアイコン。女神になって!」と熱視線を注いだ。“女神”と呼ばれた壇蜜は、「バレンタインが近いでしょ。チョコレートは誰かからもらうでしょ。だからハート形のごっつい煎餅を持ってきた。皆さんで召し上がってください」とファンサービスも忘れなかった。
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