「東京難民」佐々部清監督、人気シンガー・高橋優との“縁”を語る
2014年2月4日 20:06

[映画.com ニュース]シンガーソングライターの高橋優が2月4日、都内で行われた「東京難民」(佐々部清監督)の完成披露試写会にサプライズ登場し、主題歌「旅人」を熱唱した。佐々部監督はデビュー作「陽はまた昇る(2002)」と、高橋の代表曲で映画「桐島、部活やめるってよ」(12)の主題歌「陽はまた昇る」との一致に“縁”を感じたといい「ぜひお願いしたいと思ったし、すてきな楽曲に仕上がった」と絶賛していた。
一方、高橋も「映画を見るのが大好きで、佐々部監督の作品はずっと拝見してきた。『陽はまた昇る』はパクったわけではありませんが(笑)、大事なシーンやセリフがたくさんある作品で、(主題歌オファーを)ありがたく思っています」と感激しきりだった。
「半落ち」「ツレがうつになりまして。」など現代社会と向きあってきた佐々部監督が、脚本の青島武と4度目のタッグを組み、福澤徹三氏の同名小説を映画化。負債を抱えた父親の失踪を機に、瞬く間にホームレスに転落する元大学生の奮闘をシリアスなタッチで描く。
佐々部監督は「ネットやスマホといった、顔と名前がないコミュニケーションがあふれる時代。共感しづらい主人公かもしれないが、人と人との出会いと触れ合いがすてきなことだと思ってもらえれば」とアピールしていた。
完成披露試写会には佐々部監督をはじめ、主演を務める中村蒼、共演する大塚千弘、青柳翔、山本美月、中尾明慶、井上順が出席。「行け!男子高校演劇部」以来約2年ぶりの映画主演で、難役に挑んだ中村は「当たり前のことが、実際には当たり前じゃない。前を向くだけじゃなく、足元にある幸せに感謝しなければと思った」と振り返り、「(撮影)当時の僕にしかできない演技をしたつもり」と言葉に熱を込めた。「東京難民」は2月22日から全国で公開。
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