気鋭のプロデューサー・杉野希妃、ロッテルダム映画祭審査員に就任
2014年1月17日 19:20
![幅広く活躍する杉野希妃](https://eiga.k-img.com/images/buzz/41770/suginokiki_large.jpg?1389929894)
[映画.com ニュース]女優でプロデューサーの杉野希妃が、1月22日~2月2日にオランダ・ロッテルダムで開催される第43回ロッテルダム国際映画祭で、コンペティション部門「タイガーアワード」の審査員に就任したことがわかった。杉野は審査員を務めるほか、プロデュースを手がけた二階堂ふみ主演作「ほとりの朔子」(1月18日公開/深田晃司監督)を、スペクトラム部門に正式出品する。
同映画祭はカンヌ、ベネチア、ベルリンと並ぶ大規模な国際映画祭。タイガーアワードの対象作品を長編初監督作、第2作に限定していることから、新人監督を発掘する役割を担っている。杉野は、審査員長のエリア・スレイマン監督(「セブン・デイズ・イン・ハバナ」)らとともに、各国の作品と向き合う。
杉野は、2010年にプロデュース作「避けられる事」(エドモンド・ヨウ監督)を、同映画祭に出品した経験を持つ。「2010年からマーケットや映画の上映で参加しておりますが、ここで出会う若手映画人たちの情熱は私を原点に立ち返らせてくれます」と思いを明かし、「作品の本質を見逃さないよう、映画や国々への固定観念を捨て、審査員という立場に臨みたいと思います」と決意を新たにした。
杉野は女優として活躍するほか、「ほとりの朔子」「避けられる事」をはじめ、「マジック&ロス」(リム・カーワイ監督)、「おだやかな日常」(内田伸輝監督)など多くの作品でプロデュースを手がけてきた。アジアを中心に高い注目を集めており、今後は監督、出演、プロデュースを兼ねた新作「マンガ肉と僕」の公開が待機している。