G・クルーニー監督&主演作でケイト・ブランシェットが諜報員顔負けの才女に
2014年1月2日 11:30
[映画.com ニュース] ジョージ・クルーニー監督、製作、脚本、主演による第2次世界大戦中の実話を映画化したサスペンス「ミケランジェロ・プロジェクト」で、ケイト・ブランシェットが、美術品の保護に貢献した実在の女性をモデルにした、物語のカギを握るヒロインを演じる。
ヨーロッパ各国に侵攻したナチ・ドイツが歴史的に重要な美術品の略奪を繰り返していた第2次世界大戦下、ルーズベルト大統領から建造物や美術品を保護する任務を託された美術館館長フランク・ストークスは、7人の美術専門家で構成される特殊チーム“モニュメンツ・メン”を結成し、命の危険と隣り合わせの状況の中、美術品保護のためのミッションを遂行していく。
ストークスに扮するクルーニーのほか、“モニュメンツ・メン”のメンバーを演じるのはマット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダンら豪華俳優陣。今回ブランシェットは、フランス人のローズ・ヴァランという実在の女性をモデルとしたクレール・シモーヌ役を演じる。パリのジュ・ド・ポーム美術館の職員だったローズは、目立たない存在であったものの美術館の仕事を装いながら、ナチが美術品を隠す動きを密かに監視・記録するという諜報員も顔負けの重大な秘密の仕事を抱えていた。
ハリウッド界の才女であり、カメレオン女優として知られるブランシェットは、命がけの行動で歴史上の奇跡を現代に甦らせるシモーヌ役にうってつけだったようで、共演したマット・デイモンからは「彼女は別人になりきる才能がある」と、その確かな演技力を絶賛されており、オスカー女優の熱演も本作の見どころのひとつとなりそうだ。
「ミケランジェロ・プロジェクト」は2014年4月全国公開。