サンドラ・ブロック、7年ぶり来日で「戻って来られてとてもうれしい」
2013年12月4日 13:05

[映画.com ニュース] 米女優サンドラ・ブロックが12月4日、主演を務めるSF大作「ゼロ・グラビティ」のプロモーションで来日し、アルフォンソ・キュアロン監督と製作のデビッド・ハイマンとともに都内で会見した。2006年9月の「イルマーレ」以来7年ぶりの来日となったブロックは、「人々が忍耐強く困難に立ち向かっていく美しい姿が、世界中のたくさんの人々に伝わっている。本当に愛しているこの作品で、日本に戻って来られてとてもうれしい」と再来日を喜んだ。
全米週末興行ランキングで3週連続1位を記録し、全世界で600億円の興行収入を突破している本作。船外作業中に宇宙空間に投げ出されてしまった2人の宇宙飛行士の極限状況を、最新VFXと3D技術を駆使して描き出す。ブロックがスペースシャトルのメディカル・エンジニア役、ジョージ・クルーニーがベテラン宇宙飛行士役を演じる。
たった1本のロープでつながれた2人が、地球との交信手段を断たれ、空気も残りわずかという絶望的な状況の中から奇跡の生還を目指す。孤独な状況下を演じきったブロックは、「マッドサイエンティストのようなこの2人のクレイジーな男性たちが、私が本当に宇宙にいるかのように感じられる空間を作ってくれた。吊らされ、箱に閉じ込められ、孤立感を表現するには理想的な状況だったと思う」と過酷な撮影環境をバネにした。本作の熱演により、2度目のオスカー戴冠にも期待が高まるが「ありえないかな(笑)。この映画を撮ったことが一生に1度の体験なので、このチャンスを与えられたことで、もうすでに賞をもらったような気持ち」と新たな代表作に胸を張った。
また、友人でもあるクルーニーとの共演を振り返り「彼は最悪。意地悪だし、汚いし、遅れるし……冗談よ(笑)。彼は芝居をしているか、脚本を書いているか、プロデュースをしているか。週7日24時間仕事をしているの。映画のために一番良いことを常に考えている」と感服。2人は全編にわたって宇宙服からのぞく顔の表情だけで感情を表現しなければならず、「宇宙服は本当に動きづらくて着心地が悪い。ふだんコメディなどでは体全体を使って人を笑わせているので、目だけの演技というのは本当に難しかった。実際に自分で痛みや苦しみを感じながら演じ、とても勉強になった」と新境地に挑んだ。
キュアロン監督は、息子ホナス・キュアロンとともに脚本を書き上げ、「全てのテクノロジーはエモーショナルな旅を描くために使われた。サンドラたちの素晴らしい演技を、テクノロジーの欠陥で邪魔したくはなかった。逆境、不幸、それらを通して再生できる可能性。サンドラとも、これらの感情をどのように描けるか密に話し合った。主人公が抱える悲劇的なバックストーリーは、サンドラのアイデアで脚本に付け足したんだ」と裏話を明かした。キュアロン監督とともに同企画の実現に全力を尽くしたハイマンは、「キュアロンは現存する監督の中でも最高レベル。映画はやはり監督のメディアなので、偉大な監督と組むことで最高の作品が出来上がる」と全幅の信頼を置いていた。
「ゼロ・グラビティ」は、12月13日から全国で3D/2D同時公開。
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