川島なお美、官能シーン演じる「チャイ・コイ」出演「最終関門は主人だった」
2013年11月22日 21:30

[映画.com ニュース] 川島なお美主演で岩井志麻子の同名小説を映画化した「チャイ・コイ」(伊藤秀裕監督)完成披露試写会が11月22日都内の劇場で開催され、川島、岩井、伊藤監督と韓国人俳優のイ・テガンらが舞台挨拶を行った。
川島にとって「メトレス」(2000)以来13年ぶりの映画主演作で、南国の街で激しく刹那的に愛し合う男と女を描く。オールタイロケを行い、川島が驚異の50代と言われる美しい肢体を惜しげもなく披露し、女性視点のエロティシズムの世界を大胆に映像化した。
川島はオファーを受けた当初は断るつもりでいたそうだが、「脚本を読んで性描写だけでなく、人間の闇など深いところまで描けていると思った。監督に自分の世界観を受け入れてもらえるならと、お引き受けした」と出演のいきさつを語る。また、官能的なラブシーンが見どころのひとつでもあるため、「最終関門は主人で、彼がやめろといったらやめようと思った」と夫で国際的に活躍するパティシエ鎧塚俊彦氏の名を挙げる。鎧塚氏の返答は「かまへんかまへん。おれも壇蜜に生クリームを絞るシーンが来るかもしれない」だったと明かし、「男のやせ我慢の美学の優しさで、女優の夫として言ってくれたのだと思います」と懐の深い夫を立てていた。
原作の岩井は「あたしのただのエロ話がこんなに美しい映画になるとは」と下ネタ好きの岩井らしい表現で紹介。10年以上前から映画化の話が浮かんでは消えていたそうで、今回の実現に「幸せで幸せでスケベでよかった。主演のふたりが着ても脱いでも美しい」と感無量の様子で感想を述べる。また、映画化がきっかけで小説のモデルとなったベトナム人の愛人と関係が復活したこと、18歳年下の韓国人の夫との離婚を踏みとどまったことなどを赤裸々に告白し会場を沸かせていた。
イは川島との共演に「僕にとって初めての大きな役だったので、芝居だけではなく、すべてを勉強させてもらった。撮影の2週間はなお美さんに恋をしていた」と深い感謝の意を伝える。年上女性は恋愛対象になるのかという問いには「ストライクゾーンが広いんで」とにっこり。母親より川島の年齢がひとつ上であることを明かし、川島を驚かせていた。
伊藤監督は「女性の情念をどう映像に焼き付けるかは、男性の感性ではできないと思った。現場では川島さんに指導注意を受けながらがんばりました」と振り返り、「編集の時点から女性スタッフに見てもらい、女性の見心地の良い映画にすることを心がけました」と女性目線での作品であることを強調した。
「チャイ・コイ」は12月7日全国順次公開。
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