白血病の少年「バットキッド」が夢をかなえ大活躍 歴代バットマンも賞賛
2013年11月21日 11:18

[映画.com ニュース] 10月15日、「バットマン」の舞台ゴッサムシティに様変わりした米サンフランシスコで、幼い「バットキッド」が街を悪の手から救う大活躍を見せた。
バットキッドの正体は、1歳の頃から白血病と闘う5歳のマイルス・スコット君。ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」に対して、「バットマンになりたい」という願いごとを提出していた。「メイク・ア・ウィッシュ」は難病の子どもたちの願いを叶えるために活動するボランティア団体で、日本を含む世界各地に拠点を持っている。
この日、サンフランシスコでは1万人を超えるボランティアが参加し、街をあげてマイルス君の夢を叶える舞台のお膳立てをした。現サンフランシスコ警察署長グレッグ・サーから出動依頼を受けたバットキッドことマイルス君は、バットマンとともにバットモービルに乗り込み、悪役リドラーやペンギンにとらわれた女性やサンフランシスコ・ジャイアンツのマスコットを救い出した。沿道には数千人もの人々が集結し、それぞれにサインを掲げてバットキッドに声援をおくり、その模様は主要ネットワークやSNSを通じて中継され、多くの感動を呼んだ。
それを知った歴代のバットマン俳優たちも、バットキッドに称賛を送った。自身もバットマンに憧れる白血病の少年と交流した経験を持つクリスチャン・ベールは、米Vultureのインタビューで「すばらしいね。街を走り回り、人々を救う彼の写真を全部見た。本当に感動的だ」とコメント。マイケル・キートンは、米TMZのインタビューで「世界一可愛らしい。最高にクールで、人々の優しさが感じられるアイデアだ」と話した。
また、新バットマン役に起用されたベン・アフレックは、Twitterでバットキッドを「史上最高のバットマン」と称賛。テレビシリーズでバットマンを演じたアダム・ウェストも「なんてすばらしい出来事だろう。マイルスのおかげでゴッサムの安全が守られてほっとした」とツイートした。一方、バル・キルマーは自身のfacebookで「リドラーが銀行に強盗に入っているらしい。急いで、バットキッド」と激励のメッセージを送った。
なお、マイルス君は現在、一応の寛解状態にあるという。当日の模様は、「ゴッサムシティ・クロニクル」の名で号外を発行したサンフランシスコ・クロニクル紙がアップしたダイジェスト(http://vimeo.com/79541124)ほか、YouTubeでもCNNその他のニュース映像を見ることができる。
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