人生を変える旅が始まるベン・スティラー公認「LIFE!」予告編公開

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［映画.com ニュース］　ベン・スティラー製作・監督・主演作「LIFE!」の予告編が、このほど公開された。日本で制作された特別仕様ながら、スティラー本人の希望で世界各国でも上映されることが正式に決定した折り紙つきの映像だ。

日々の仕事に忙殺され夢を追いかけることを忘れてしまった、ごく平凡で地味な男が、人生を変える旅に出る姿を描いたヒューマンドラマ。当初はスティーブン・スピルバーグが手がけるはずだったプロジェクトを、スティラーが1人3役を兼ねて実現した。今年4月の「シネマコン」でお披露目された13分間のフッテージ映像が関係者の間で反響を呼び、10月のニューヨーク映画祭での世界初上映では大絶賛、早くも来年のアカデミー賞有力候補作の呼び声も高まっている。

雑誌「LIFE」の写真管理部に勤め、極度の空想癖を持つウォルター（スティラー）は、最終号の表紙を飾る写真がないことに気づき、一大決心をしてカメラマンを探す旅に出る。孤高のカメラマン、ショーン・オコネル役を名優ショーン・ペン、ウォルターの母親を大女優シャーリー・マクレーンが演じる。ウォルターの頭の中で炸裂する奇想天外な妄想が見事にビジュアル化されているだけでなく、デビッド・ボウイの名曲「スペース・オディティ」が使用されるなど心憎い演出も用意されているという。

このほど公開された予告編では、ウォルター（スティラー）が暗いオフィスを飛び出し、驚きと刺激に満ちた現実の世界で自分自身の可能性を再発見する姿が映し出される。壮大な自然や人々との出会いによって生き生きと輝いていくウォルターと、「この映画の主人公は、あなたです」というフレーズが重なり合い、共感を呼び起こす仕上がりになっている。

映画化を熱望していたスティラーは、「僕はこの映画で、たとえ誰も注意を払わないような人だろうと、アメリカ合衆国の大統領だろうと関係なく、人にとって人生がどれほど大変なものなのかを見せたいと思った。ウォルターの旅は、普通の人が持っている可能性を祝福するものなんだ」と、作品にこめた思いを語っている。

「LIFE!」は、2014年3月からTOHOシネマズ日劇ほか全国で公開。