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懐かしくも新しいNYインディペンデントの俊英ハル・ハートリー、未公開作含む4作を一挙公開

2013年11月15日 17:16

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「シンプルメン」の一場面
「シンプルメン」の一場面
(C)Possible Films all rights reserved.

[映画.com ニュース] 1989年の長編デビュー作「アンビリーバブル・トゥルース」で注目を集め、「シンプルメン」(92)公開で日本でも90年代を中心に人気を集めた、NYインディペンデント映画界の俊英ハル・ハートリー監督の未公開作を含む4作品が、2014年1月18日から公開される。このほど予告編を映画.comが入手した。

ホームグラウンドであるニューヨークを背景にした、男女のナイーブな恋愛描写とシンプルかつ辛口な映像が特徴で、2作目の「トラスト・ミー」(90)でサンダンス映画祭脚本賞を受賞。カンヌ映画祭のコンペ部門に出品された「シンプルメン」を故淀川長治さんが「ゴダールの『勝手にしやがれ』と同じような驚きを感じ、『勝手にしやがれ』は映画の堕落だと思ったが、この映画は大好きだ」と絶賛している。

今回公開されるのはロードムービーの秀作「シンプルメン」のほか、日本劇場未公開の「アンビリーバブル・トゥルース」、イザベル・ユペール主演の「愛・アマチュア」(94)、13年ぶりの日本公開作となる新作「はなしかわって」(2011)の4本。

作品の根底に流れる優しさ、日常生活の中で見出される希望といった普遍的なテーマでつむがれた物語は色あせることなく、劇中でソニック・ユースヨ・ラ・テンゴ、マイ・ブラッディ・バレンタインなど当時人気のインディーロックを採用したハートリーの音楽へのこだわりや登場人物たちのファッションも必見だ。

アンビリーバブル・トゥルース」「シンプルメン」「愛・アマチュア」「はなしかわって」は2014年1月18日から新宿K'sシネマほかで公開。

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