イケメン俳優フー・ビン「全部日本語で大変だった」竹中&北乃との撮影語る
2013年11月9日 16:30
[映画.com ニュース] 映画「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」が11月9日、公開初日を迎え、神奈川・109シネマズ川崎で行われた舞台挨拶に、主演の竹中直人、中国俳優のフー・ビン、北乃きいが登壇した。
娘の結婚を阻止するべくマレーシアへやって来た父親と中国人のトラック運転手が珍道中を繰り広げ、疎遠になっていた父娘が、再び心を通わせていく模様を描いたロードムービー。
長身と端正なルックスでアジア人初のスーパーモデルとしてルイ・ヴィトン専属モデルを務めたことで知られるフーは、今回日本映画で初の主演を務めた。「全部日本語でしゃべって大変だった」と言葉の苦労も明かしながら「すごく楽しかった、竹中さん、きいちゃんいっぱいサポートアリガト!」と日本語で共演したふたりへの感謝を述べる。そして、「今までクールな役を演じることが多く、自分は今40代。この作品ではかわいらしい20代の役を何とかこなしました」と撮影を振り返った。
オールマレーシアロケを敢行した本作、北乃はウエディングドレスでハイヒールのシーンが多かったため、撮影中捻挫をしてしまったそう。「捻挫もしたけど乗り越えられました。現地の方のあたたかい気持ちがうれしかった。ミサンガなど小さいプレゼントをもらって、言葉は通じなかったけれど心が通じ合えた」とマレーシアの人々とのエピソードをしみじみ語る。
本作は「RCサクセション」の名曲をモチーフにしており、劇中「雨上がりの夜空に」を歌唱する竹中は「(忌野)清志郎さんと仲が良かったので、歌うのが恥ずかしく、キーを下げて歌った」と告白。また竹中にとって「人生は出会い」といい「またこのメンバーで作品がつくれたら」と続編への意欲をのぞかせた。
同作は、観賞料金1000円の新作4本を劇場公開と同時にネット配信を行う企画「1000taku」の対象作品で、本作のほか「風俗行ったら人生変わったwww」「TAP完全なる飼育」「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」が配信中だ。