ベルベット・アンダーグラウンドのルー・リードが死去
2013年10月28日 11:32
[映画.com ニュース] ミュージシャンのルー・リードさんが10月27日、死去した。71歳だった。死因は明らかになっていないが、長年にわたり肝臓の疾患を抱えていたと伝えられている。
リードさんは、1964年に結成したロックバンド「ベルベット・アンダーグラウンド」のフロントマンとして一世を風靡し、芸術家アンディ・ウォホールとのコラボレートによりニューヨークのアートシーンにも多大な影響を及ぼした。
4枚のオリジナルアルバム「ベルベット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」「ベルベット・アンダーグラウンド」「ローデッド」をリリースした後、70年よりソロアーティストとして活躍。72年に名盤「トランスフォーマー」を世に送り出した。
リードさんは、「ベルリン・アレクサンダー広場」「ナチュラル・ボーン・キラーズ」など多くの映画やテレビ番組に楽曲提供しているほか、俳優としても80年にロバート・M・ヤング監督「One Trick Pony(原題)」でスクリーンデビュー。また、ビム・ベンダース監督「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」「パレルモ・シューティング」や、ウェイン・ワン監督「ブルー・イン・ザ・フェイス」、ポール・オースター監督「ルル・オン・ザ・ブリッジ」、エーリク・ショルビャルグ監督「私は『うつ依存症』の女」などにカメオ出演した。10年には、100歳の誕生日を迎える自身の従姉妹に焦点をあてた短編ドキュメンタリー「Red Shirley(原題)」で、初メガホンをとった。