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第26回東京国際映画祭グランプリは満場一致でスウェーデン映画「ウィ・アー・ザ・ベスト!」

2013年10月25日 20:33

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ルーカス・ムーディソン監督と原作者で妻のココ
ルーカス・ムーディソン監督と原作者で妻のココ

[映画.com ニュース]第26回東京国際映画祭の授賞式が10月25日、メイン会場となった東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、スウェーデン映画「ウィ・アー・ザ・ベスト!」が最高賞となる東京サクラグランプリを受賞した。審査員特別賞は、ベーナム・ベーザディ監督作「ルールを曲げろ」が戴冠。コンペティション部門に出品された日本作品「捨てがたき人々」「ほとりの朔子」は無冠に終わった。

東京サクラグランプリに輝いた「ウィ・アー・ザ・ベスト!」は、メガホンをとったルーカス・ムーディソン監督の妻であるココ・ムーディソンが手がけた漫画が原作。1980年代初頭のストックホルムを舞台に、パンクバンドを始めた3人の女子中学生が家庭問題、恋愛、挫折を経験しながら、初のコンサート開催に向け奮闘する姿を描いた。

チェン・カイコー審査委員長は、「グランプリには卓越した完成度を求めた。情熱と魅力にあふれ、生き生きとした作品に審査員全員一致で決めた」と選考理由を説明した。7本目の長編作となったルーカス監督は、「考えてもいなかったから、何を言っていいか分からない。原宿にでも行こうかと話していたんだ。東京での滞在は素晴らしかった。妻のココの子ども時代を描いているから、彼女の青春時代にも感謝したい」と満面の笑みを浮かべた。

「この結果に大満足している」と納得顔のカイコー審査委員長は、「東京国際映画祭は非常にうまく組織化されていた。また、観客が情熱的だった」と述懐。そして、「東京は若いフィルムメイカーたちから、もっともっと注目を集めていいと思う。そうすると将来的にもっともっと優れた作品が、この映画祭に集まると思う」と総評を述べた。最後に「新しく覚えた日本語を披露したい。『倍返し』!」と語り、この日一番の喝さいを浴びていた。

なお、日本映画スプラッシュ部門は、坂本あゆみ監督作「FORMA」が制した。塚本晋也監督の現場で映画製作の基礎を学び初メガホンに挑んだ坂本監督は、受賞のコールに大号泣。6年越しで完成にこぎ着けただけに感慨無量の様子で、「このような賞をいただけて胸がいっぱいで、言葉が出てきません」と語るのが精いっぱいだった。

椎名保ディレクター・ジェネラルは、「台風と台風のすき間をうまくくぐり抜け、天候に恵まれた映画祭だった。新しい台風も、閉会式が終わるのを待ってじっとしてくれている」とニヤリ。2020年に東京オリンピック開催が決まったことに触れ、「映画祭は1年1年を積み重ねて盛り上げていきたいと思う。また来年お会いしましょう」と締めくくった。

なお、10月17~25日の劇場動員数は3万5139人、併設されたマルチコンテンツマーケットTIFFCOMとの共催、提携企画の動員数は20万5214人だった。

全受賞結果は以下の通り。
コンペティション部門
▼東京サクラグランプリ:「ウィ・アー・ザ・ベスト!
▼審査員特別賞:「ルールを曲げろ
▼最優秀監督賞:ベネディクト・エルリングソン監督(「馬々と人間たち」)
▼最優秀女優賞:ユージン・ドミンゴ(「ある理髪師の物語」)
▼最優秀男優賞:ワン・ジンチュン(「オルドス警察日記」)
▼最優秀芸術貢献賞:「エンプティ・アワーズ
▼観客賞:「レッド・ファミリー
アジアの未来部門
▼作品賞:「今日から明日へ
▼スペシャル・メンション:「祖谷物語 おくのひと
日本映画スプラッシュ部門
▼作品賞:「FORMA

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