佐々木蔵之介「超高速!参勤交代」主演で初の殿様役!ヒロインは深田恭子
2013年10月25日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の佐々木蔵之介が、本木克英監督がメガホンをとる歴史エンタテインメント超大作「超高速!参勤交代」に主演し、初の殿様役に扮していることがわかった。実家が京都で造り酒屋を営む佐々木は、「殿様役は生まれて初めてです。京都の二条城の側で育ったので、お城は毎日眺めていましたが。クランクインしてみんなに『殿!殿!』と呼ばれるようになって、今はすっかり殿様気分です(笑)」とコメントを寄せている。
「のぼうの城」を輩出した脚本賞として知られる城戸賞の第37回(2011年)で、傑出したエンタテインメントと評され、最高得点で入選を果たした土橋章宏氏の脚本の映画化。舞台となるのは、磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩。わずか1万5000石の小藩ながら湯長谷に金山があるため、これを我が物にしようとする老中・松平信祝から通常8日はかかる道程を5日以内に参勤交代せよと命じられる。
参勤交代には莫大な費用がかかるといわれ、ましてや参勤交代を終えたばかりの小藩に貯蓄がないことは想像に難くない。佐々木扮する藩主・内藤政醇は老中の仕打ちに激怒しつつも、知恵者の家老・相馬兼嗣に命じ、実質4日間で参勤交代を果たせる奇想天外な作戦を仕掛ける。さらに東国一の忍びといわれる戸隠流の抜け忍・雲隠段蔵を道案内役として雇うが、幕府も刺客を送り込み参勤交代を阻止しようとする。
松竹撮影所京都スタジオでクランクアップした佐々木は、「タイトルもユニークですが作品はもっと面白いです」と手応えを感じている様子。さらに、「登場人物みんなが一生懸命で美しく、だからこそのおかしみと可愛らしさを持っています。あったかくて元気が出る、今までに見たことがない愛ある時代劇です」と充実した面持ちで語った。
また、ヒロインのお咲には深田恭子が扮する。口の悪い女郎だが実は乙女という役どころで、「女郎役の私は佐々木蔵之介さん演じるお殿様に守られる役どころですが、その殺陣の迫力がすごくて、本当に守られているような気持ちになりました。蔵之介さんの戦う姿や、可愛らしい福島弁など、見ていて心がひきつけられる作品になると思います」と話し、“座長”佐々木に全幅の信頼を寄せていた。
「超高速!参勤交代」は、2014年に全国で公開。