森川葵&菅田将暉がペアルック 「チョコリエッタ」撮影風景を入手!
2013年10月10日 05:00

[映画.com ニュース] 人気・実力ともに併せ持つ若手俳優の森川葵と菅田将暉が主演する映画「チョコリエッタ」が、このほどクランクアップを迎え、岐阜・多治見の山奥で行われたロケの様子を収めたカットを映画.comが入手した。
国内外の映画祭で高い評価を得てきた風間志織監督のメガホンで、大島真寿美氏の同名小説を映画化。母親と愛犬を亡くし絶望に暮れていた女子高生・知世子が、映画好きで変わり者の先輩・正宗(菅田)とともに映画を撮りながら旅することで生きる希望を見出していく姿を、フェデリコ・フェリーニの名作「道(1954)」へのオマージュをふんだんに織り交ぜながら描く。風間監督と及川章太郎が、脚色を担当した。
このほど公開されたカットは、山道でバイクを押しながら歩く正宗(菅田)が、後ろからついてきた知世子(森川)を乗せ、海を目指し再び走り出すシーンで、絶妙な距離感で歩くおそろいのつなぎ姿がほほ笑ましい。雑誌「Seventeen」の専属モデルでもある森川は、本作のため髪をばっさり切ってベリーショートにして撮影に臨んだ。
今年の8月下旬から1カ月弱、多治見のほか、愛知・名古屋や三重などで行われた撮影はテンポ良く進んだ。風間監督から歩くスピードや、山を見上げる角度まで細かな演出を受け、何度もリハーサルを重ねた森川と菅田は、4~7月に放送されたドラマ「35歳の高校生」で共演しているだけに、息のあった演技をみせたという。また撮影の合間には、森川が菅田の背中にポンと飛び乗りおどけてみせるなど、まるで仲の良い兄妹のように打ち解けていたようだ。
知世子の第一印象は「なんか変わった子」だったという森川は、オーディションの時に風間監督の指示通りにセリフを読んだところ、「自分の中からふわ~っとした知世子が出てきました」と述懐。そして、「知世子に振り回される中で正宗の不安定さが出てくればいいなと思っていたから、チョコリエッタ(=知世子)に会えるのが楽しみだった」という菅田も、「オーディションの時から、森川さんはチョコリエッタでしたね」と振り返った。
2004年の「せかいのおわり」以来9年ぶりにメガホンをとった風間監督は、映画を撮る少年と少女の物語について、「私も10代のころに映画に救われたので、これを撮るのは私でしょって思いましたね」と語る。「いまの子どもたちの方が恐らく希望がないと思うので、映画が小さな希望になってくれればいいなっていう私の願いも込めています」と明かした。
「チョコリエッタ」は、2014年夏公開予定。
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