河瀬直美監督新作が2014年初夏公開 奄美大島を舞台に杉本哲太、松田美由紀らが出演
2013年10月1日 05:00
杉本哲太、松田美由紀、渡辺真起子、村上淳、榊英雄、常田富士男といった実力派キャストが集結し、美しい海と太古の風景が広がる奄美大島の雄大な自然を舞台に、命のつながりや人と自然との共存、生と死といったテーマを描き出す。
河瀬監督は「人間の心は複雑であいまいで、どうしようもないものだからこそ、そんな“こころ”の成熟を“自然”という名の“神”から学んでゆく物語であれればと願う。時計が刻む時間ではなく、ガジュマルの葉を揺らす風の様に切り取るのが、私の映画時間だと思っています。その物語の“時間”は“魂”とともに刻まれ、この世界に誕生する」と作品の内容に言及している。
今年のカンヌ映画祭で審査員をつとめた河瀬監督は、1997年映画「萌の朱雀」でカメラドール(新人監督賞)、2007年「殯の森」でグランプリ(審査員特別大賞)受賞の経験を持ち、その世界観が国際的に高く評価されている。
映画は島に抱かれ暮らす16歳の少年と少女、そして彼らを取り巻く大人たちの姿を通して、人類創生からの魂はすべてが同じところへ還りつく物語を提示し、現代を生きる人々への一筋の希望を伝える、生と死が絡み合う奄美の風土の中で繰り広げられる人間ドラマ。
10月1日に鹿児島県奄美大島でクランクイン、10月下旬にクランクアップを予定。2014年初夏全国公開。
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