福山雅治主演「そして父になる」ドリームワークスによる米リメイク正式決定
2013年9月28日 14:07

[映画.com ニュース]福山雅治が主演する「そして父になる」(是枝裕和監督)のハリウッドリメイクが正式決定した。9月28日、東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶の席で、現在米ロサンゼルスにいる是枝監督からの国際電話で明らかになり、福山は「大変うれしく光栄なことだと思っています」と大喜び。本作のリメイクについては、8月末に、スティーブン・スピルバーグ率いる米ドリームワークスが、製作のフジテレビと交渉中であると米Deadlineが報じていた。
今年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞し、世界230の国と地域での配給も決定している本作が、ついにハリウッドでリメイクされる。ドリームワークスとの契約締結のために急きょ、渡米した是枝監督は「おととい急に決まり、急いで荷造りして出発した。何社か手をあげてくれたようで、最終的にドリームワークスと契約しました」と報告。カンヌ映画祭の審査員長を務めたスピルバーグ監督とも対面したといい、「30分くらいお話をした。作品を気に入ってくれたみたいで、細かな演出についても質問された」と話していた。
会場では「カンヌで初めて見たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた。生涯に一本の映画に関わる機会に感謝したい」とスピルバーグ監督から寄せられた正式コメントが紹介された。
映画は6年間育ててきた息子が、生まれたときに病院で取り違えられた他人の子だったという事実に直面する二組の家族の葛藤を描く。同日、全国315スクリーンで封切られた。舞台挨拶には福山をはじめ、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多くん、黄升げんくん、滝沢美結ちゃん、押場大和くんが登壇し、「どんな風にリメイクされるんですかねえ」(福山)、「どんなキャストになるのかも楽しみ」(リリー)と期待を寄せていた。
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