「あまちゃん」「半沢」に出演のダンカン、出演大幅カットに「NHKに投書したい」
2013年9月28日 21:45

[映画.com ニュース]映画「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」が9月28日に公開を迎え、主演の優希美青をはじめ、佐藤仁美、ダンカン、佐津川愛美、原田佳奈、山野はるみが都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。
福岡を舞台に母を亡くした主人公と絵本作家の父、父が新たに連れてきた再婚相手の中国人女性の交流を描く。妻の死後、絵本が描けなくなっていた父が再び描き始めた絵本を軸に1995年から2013年、そして2030年と時代を越えた物語が紡がれる。
「ホリプロタレントスカウトキャラバン 2012」でグランプリを獲得し、この日、最終回を迎えた「あまちゃん」にもアイドルの小野寺役で出演していた優希。冒頭からいきなり、本作ではなく「あまちゃん」の話題を振られてやや困惑するも「おばあちゃんが朝ドラの大ファンでよく一緒に見ていたし、出演するのは夢でもあったので嬉しかったです。私の地元(=福島)の東北を舞台に作っていただいただけでも嬉しいのに、出演までできて財産になりました。今朝、友人から、どうして『あまちゃん』終わらせたの? と『LINE』の着信がいっぱい入っててびっくりしました」と語り、会場からは温かい拍手が送られた。
ダンカンはCMディレクター役で「あまちゃん」、ジャーナリスト役で「半沢直樹」と今年のヒットドラマのいずれにも出演。開口一番「(『半沢直樹』で香川照之が演じた)大和田常務役のダンカンです」と挨拶したかと思えば「『あまちゃん』は1日かけて撮影して2秒くらいしか使われなかった。NHKに投書してやりたい」と暴走し、さらに「最終回を迎えてショックだけど、すぐそばにそれを超える作品がありました!」としっかり本作をアピールし、笑いを誘った。
本作が映画初主演作となった優希は「最初に聞いたときは嬉しかったけど、私がしっかりしてみんなが付いて来てもらえるようにしないといけないとプレッシャーもあった」と述懐。だが、共演陣や福岡のボランティアのあたたかさに助けられたよう。特に中国人の継母役の佐藤に「本当のお母さんみたいでした」と感謝。一方の佐藤は「ちょっと! こんな大きい子いらないわよ(笑)」と複雑そうに語っていた。
優希演じるみどりの17年後を演じた原田が「こんなにかわいいみどりが17年経ってこんなのになったと思われないように気をつけた」と語ると、優希は「17年後、こんなにキレイになってたらいいなと思いました!」とニッコリ。終始笑いに満ちた舞台挨拶となった。
「空飛ぶ金魚と世界のひみつ」は全国で公開中。
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