「許されざる者」渡辺謙、女性限定試写会の反応に静かな自信
2013年9月13日 14:00

[映画.com ニュース] 俳優の渡辺謙が9月12日、都内で行われた主演作「許されざる者」の女性限定試写会に出席した。クリント・イーストウッド監督・主演作「許されざる者(1992)」を日本でリメイク。江戸幕府崩壊後の北海道を舞台に、過酷な運命を背負った人々の生き様を壮大なスケールで描く本作に、渡辺は「正直、途中で『見ていられない』って思った人は?」と鑑賞後の反応に心配顔。実際、ちらほらと手があがるなか「ですよね。でも『見て良かった』とも思ってもらえたはず。そういう映画なんです」と静かに自信を深めていた。
渡辺はかつて“人斬り十兵衛”と恐れられながら、刀を捨てた剣士・釜田十兵衛を熱演し、「贖罪を背負わされた人間が、いかに生きていくのかと否応なしに考えさせられる」。作品がもつ重厚さを「登場人物が見せるたたずまいや、表情の積み重ねが『許されざる者』という気がする。今は物語を紡いだり、料理してやろうという映画が多いが、この映画は言葉じゃないんですよね……」と語った。
この日は渡辺に加えて、共演する小池栄子とメガホンをとった李相日監督が出席した。厳しい生活を強いられる女郎を演じた小池は「演じるのがしんどかったし、気持ちが削られる毎日だった」と述懐。それでも「ガムシャラに生きている人は美しいし、最後は楽しかったといえる現場だった」と手応えたっぷり。
李監督は、前作「悪人」を撮る以前から北海道開拓時代を題材にしたかったといい「自分のなかでいろんな違和感……、例えばなぜ人が人を傷つけるのかといった思いがあって、映画を作ることでその答えを探っていきたかった」。そこで頭をよぎったのがオリジナル版「許されざる者」だったそうで、「20年経った今でも、まったく色あせず、今こそ向き合うべき作品だと感じた」と本作の製作に至った経緯を説明していた。
「許されざる者」は9月13日、全国328スクリーンで公開。
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