永作博美、第2子出産後初の公の場「無事に出産できました」とファンに報告
2013年9月11日 20:00
[映画.com ニュース] 女優の永作博美が9月11日、都内で行われた主演作「四十九日のレシピ」(タナダユキ監督)の完成披露試写会に出席した。今年6月に第2子となる女児を出産して以来、初めての公の場。客席から「おめでとう」と祝福の声があがると、永作は「無事に出産できました。ありがとうございます」とファンに報告。育児は「大変は大変ですけど、働きながら育児している方もたくさんいらっしゃるので、私も頑張ろうと思う」と抱負を語った。
舞台挨拶には永作とタナダ監督、共演する石橋蓮司、岡田将生、二階堂ふみ、主題歌を手がける安藤裕子が登壇。伊吹有喜氏の同名小説を原作に、突然の母の死を受け入れられずにいる父・良平(石橋)と娘の百合子(永作)が、生前母が残したというレシピを通して、それぞれの人生と向き合い、静かに再生する姿を描く。第37回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品された。
永作は「いろんなことを背負っている女性なので、リアリティを表現するのが難しいなと思った」と述懐。それでも「百合子も当の私も、周りの皆さんに助けていただいたおかげで、心を解放させることができた」と手応えはたっぷり。一方、父親役で共演する石橋は「永作さんがただ座っているたたずまいが、自然と演技を引き出してくれた。持っていらっしゃる雰囲気のせいだと思う」と初共演の永作にほれぼれした様子だった。
そんな父娘と奇妙な共同生活をおくることになる不思議な少女・イモを演じる二階堂は、「最近、殺したり殺されたり、血のりが多い作品ばかりなので、うちのお母さんも『あんた、また血が出る映画に出るの?』と心配される」と笑いを誘い、「今回はそういう映画ではないので、安心して親に薦めたい」とアピール。同じく父娘の前に現れる日系ブラジル人の青年・ハル役の岡田は「自分がそういう風に見られているんだなって(笑)」とオファー時の戸惑いを明かしていた。
「四十九日のレシピ」は、11月9日から全国で公開。