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涼しげ和服の満島ひかり、主演作封切りも「新人の気持ちでやった」

2013年8月31日 16:03

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和服姿で登壇した満島ひかり
和服姿で登壇した満島ひかり

[映画.com ニュース] 女優の満島ひかりが8月31日、都内で行われた主演作「夏の終り」の初日舞台挨拶に出席し、“夏の終り”を惜しむかのような涼しげな和服姿を披露した。作家の瀬戸内寂聴氏が、出家前の瀬戸内晴美時代に発表した小説を映画化。満島は「まだ恥ずかしい思いが残っていて、見られたくないですね。新人さんの気持ちでやっていた現場です」と初々しく挨拶していた。

舞台挨拶には満島をはじめ、共演する綾野剛小林薫、メガホンをとる熊切和嘉監督が登壇。映画は妻子ある年上の作家・慎吾(小林)と長年一緒に暮らしている知子(満島)の前に、かつての恋人・涼太(綾野)が現れたことで、知子の生活が次第に狂い始めるさまを描く。兵庫県・淡路島を中心にロケが行われ、熊切監督は「満島さんの『私、台風女なんです』という言葉通り、2度も台風に見舞われ、設定を雨に変えたシーンもあった」と振り返った。

ガッチャマン」も公開されたばかりの綾野は、満島を相手に“男女の業”を体現し「満島さんとディープなところまで陶酔していった現場で、記憶もあいまい。今思うと現場は、“ぐちゃ”って感じだった」と独特な表現で述懐。本作を「わかりやすい内容ではないかもしれないが、いい意味で整頓されている」と評していた。

一方、小林はロケ現場で休憩用に用意されたパイプ椅子に対し「ずっと座っていると腰にくるんだよ」「東京に戻ったら、腰がパンパンになっていた」「低予算だからなのか、詳しいことは監督に聞かなくちゃ」と冗談まじりにぼやき、場内の笑いを誘っていた。

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