壇蜜、演技は「向いてない」と弱気…「半沢直樹」もNG連発だった
2013年8月27日 22:00
[映画.com ニュース] タレントの壇蜜が8月27日、都内で主演作「甘い鞭」(大石圭原作)の公開記念トークイベントを行った。高視聴率を記録中のドラマ「半沢直樹」での女優ぶりも話題を集めるなか「叩くシーンは何度もNGを出してしまい、散々迷惑をかけてしまった。演技は向いていないのかも」と弱気発言。さらに「自分発信で何かやりたいと思うことは、あまりない。ゼロを1にはできないが、1を10にする作業には情熱的に応じたい」と持論を展開した。
本作で壇蜜が演じるのは、昼間は不妊治療専門の医師、夜はSMクラブのM嬢というふたつの顔をもつヒロインの奈緒子。17歳の夏に拉致監禁された男から、1カ月にわたりもてあそばれたという壮絶なトラウマを抱えながら、自身の闇にのみこまれる姿を「花と蛇」の石井隆監督がセンセーショナルに映画化した。
自身が演じる役どころは「あまりに救いがない」といい、「まるで奈緒子のドキュメントと、映画を融合させたような作品になった」とアピール。石井監督について「映画歴の浅い私にも温かく接してくださった。スタッフの熱気が一体感を生む現場だった」と振り返った。
プライベートでも「恋人とのコミュニケーションが、SMだった時期がある」と明かし、「エスカレートして、渋谷のSMショップにふたり一緒にろうそくを買いに行ったことも。相手によってSにもMにもなれます」。報道陣から「やられたら、やり返す?」と半沢直樹の名言を引き合いに質問されると、「言わせたいんでしょ?」とけん制していた。
「甘い鞭」は、9月21日から全国公開される。メイキングDVDは発売中。