松山ケンイチ「ブッダ」第2弾声優で吉永小百合と初共演
2013年8月18日 06:00
[映画.com ニュース] 俳優の松山ケンイチが、手塚治虫の代表作「ブッダ」を映像化するアニメ映画の第2弾「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅」で声優に挑戦し、吉永小百合と初共演を果たすことがわかった。
手塚治虫が約10年を費やし、後にブッダとなるシャカ国王子シッダールタの生涯を独自の解釈で描いた名作を、全3部作で初映像化する。シリーズ第1作「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」(2011)は、アジアやヨーロッパを中心に30カ国以上で上映され、話題を呼んだ。
今作は、未来を求め王子の身分を捨てたシッダールタと、過去に囚われシャカ国滅亡を目論む敵国コーサラのルリ王子らの運命を描く。松山は、愛する人々の命を奪ったコーサラへの復しゅうに燃える盗賊タッタ役に挑む。かねて手塚作品の大ファンだという松山は、前作の公開前からラブコールを送っていたそうで「ブッダはとても好きな作品で、特に思い入れがあるタッタをやらせていただけることはとても光栄に思っています。少年時代の特殊な能力がなくなり、人間の性に翻ろうされる大人になったタッタをしっかりと演じ切りたい」と意欲をのぞかせた。
吉永は、前作で担当したシッダールタの母の生まれ変わりである、天上人のマーヤー天を担当。「手塚治虫さんの大ファンの私はパート2がつくられるのは大変うれしいです。ブッダの母の声で作品をよりわかりやすくみていただけるよう努めます。楽しみです」とコメントを寄せた。ほかに、吉岡秀隆がシッダールタ、能楽観世流二十六世家元の観世清和がシッダールタの父スッドーダナ王、水樹奈々が身分の違いからシッダールタとの仲を裂かれた女性ミゲーラ役で続投する。
「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅」は、2014年2月8日に全国で公開。