鈴木亮平&一般公募のラッパーYOUNG DAIS、園子温「TOKYO TRIBE」にダブル主演
2013年8月15日 06:00

[映画.com ニュース] 園子温監督の最新作「TOKYO TRIBE」に、俳優の鈴木亮平とラッパーのYOUNG DAIS(N.C.B.B.)がダブル主演することがわかった。「HK 変態仮面」に続く主演作となる鈴木は、今作で初めてラップに挑戦。また、ヒップホップ界で才能を高く評価されているYOUNG DAISが、一般オーディションを勝ち抜き、主演に大抜てきされた。
園監督にとって「ヒミズ」に次ぐ漫画作品の映画化となる今作は、井上三太氏の「TOKYO TRIBE2」が原作。架空の街“トーキョー”に生きる若者たちの姿を、ヒップホップなどのストリートカルチャーを色濃く反映させて描いており、2006年にはアニメ化もされている。
「ブクロWU-RONZ」というトライブ(族)を牛耳るボス・メラに扮する鈴木は、「この時代に生きる俳優として、園監督と作品をつくれることは、とても幸せです。自分のこれまで培った全てを動員し、園監督の色に頭からつま先まで染まりたいです」と意欲を燃やす。さらに、「初めて日本刀でのアクションになるので、腕を鍛えるため、片手で木刀の素振りを毎日やっています」。YOUNG DAISとの共演についても、「同じ表現者同士、これまで磨いてきたお互いの表現をぶつけ合いたい。ラップはYOUNG DAISさんが引っ張り、芝居は僕が引っ張ることで、どちらもレベルの高いものにしていきたいです」と共闘を誓った。
「正直、驚きと信じられない思いでいっぱいです」と語るYOUNG DAISは、「ムサシノSARU」に所属する海(カイ)を演じる。メラから敵視される役どころだが、「鈴木亮平さんには胸を借りるつもりで、体当たりでぶつかり、勉強させてもらいたいと思っています。そして、皆さんに楽しんでいただけるよう、また自分自身楽しんで、海を演じられたら」と8月下旬のクランクインを待ち構えている。
園監督は、主演2人を「鈴木くんはスーパーアクションができるプロアクター、対して、演技は素人新人、北海道が生んだラッパーのダイスくんがラップで勝負!! 2人が撮影現場でどれだけのものを見せつけてくれるか楽しみです。ど迫力の面白すぎるほどの痛快な映画にします! どうぞお楽しみに」とコメントを寄せた。
なお、劇中音楽はZeebraをはじめとする著名アーティストの楽曲を手がけてきた日本屈指のヒップホッププロデュースチーム「BCDMG」が担当する。また、業界初の試みとして注目を集めたYou Tubeオーディションには約1000人が参加したが、多数の応募者がキャスティングされる予定だ。
「TOKYO TRIBE」は、2014年に公開予定。
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