「終戦のエンペラー」日本人プロデューサー陣、外国特派員協会で会見
2013年7月26日 10:30

[映画.com ニュース]ダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQの占領下にあった日本の戦後復興に隠された秘話を描く「終戦のエンペラー」を手がけたプロデューサーの奈良橋陽子氏、野村祐人氏が7月25日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見した。
日本外国特派員協会は1945年11月、マッカーサー元帥の命令で、連合国、中立国の記者、ジャーナリスト向けのプレスクラブとして設立され、現在に至る歴史ある場所。本編試写後に行われた会見には、多くの海外メディアが駆けつけ「劇中の史実とフィクションの割合は?」「映画の中に米軍人と日本人女性のラブストーリーは必要だったのか」といった質問をプロデューサー陣にぶつけた。
アメリカ製作の本作は、奈良橋氏と野村氏に加え、2人の外国人プロデューサーが名を連ねており「同じビジョンを共有することで、素晴らしいチームになった。常に“good”に甘んじず、“great”を目指した」(奈良橋氏)。英国人のピーター・ウェーバー監督(「真珠の耳飾りの少女」)を起用した理由を、野村氏は「バランスを大切にしたかった」と説明した。
映画は日本が連合国に降伏し、第2次世界大戦が終結した1945年8月を舞台に、GHQを率いるマッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)の軍事秘書官として、太平洋戦争直後の日本に駐在したフェラーズ准将(マシュー・フォックス)が、真の戦争責任者を極秘調査する歴史サスペンス。劇中に登場する官僚・関谷貞三郎は、奈良橋氏の祖父にあたり「よく終戦後の話を聞かされ、それが映画の種になった。製作にあたっても、背中をポンと押された感覚」と話していた。
また、片岡孝太郎演じる昭和天皇を登場させたことに「実際、製作を前に忠告を受けたが、私自身、作るべき映画だという決断をしていたので」と奈良橋氏。「震災からの復興を目指す今の日本で、終戦後の平和がいかに大切なものかを伝えたかった」と締めくくった。「終戦のエンペラー」は7月27日全国公開。
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