スパイク・リー監督、クラウドファンディングで映画の資金集め
2013年7月24日 11:45
[映画.com ニュース] アメリカでクラウドファンディングを利用した映画製作に注目が集まるなか、スパイク・リー監督が新作映画の資金集めを米クラウドファンディング大手キックスターターで行うことになった。
「ドゥ・ザ・ライト・シング」「マルコムX」など、数々の話題作を手がけたリー監督は現在、韓国映画「オールド・ボーイ」のハリウッドリメイクの仕上げに取りかかっている。輝かしいキャリアを誇る監督だが、大作映画を重視する昨今のハリウッドではやりたい企画を実現できず、フラストレーションを抱いていたと、キックスターターに投稿した動画で説明している。
しかし、教鞭を執るニューヨーク大学の生徒から、テレビドラマの「ヴェロニカ・マーズ」や、コメディ俳優ザック・ブラフがクラウドファンディングを通じて映画製作資金を調達したというニュースを聞き、自らも挑戦したいと思ったという。新作映画のタイトルは未定で、内容についても「血液への依存症」というあいまいな説明しかしていない。目標額は125万ドルで、実現した場合は出資された全額を映画につぎ込むと約束している。今度の動向に注目だ。