「パシフィック・リム」ギレルモ・デル・トロ監督&菊地凛子の来日が決定!
2013年7月8日 20:00
[映画.com ニュース] 大西洋の深海から出現した巨大モンスター“KAIJU”と、“イェーガー”と呼ばれる巨大人型兵器の戦いを壮大なスケールと重量感で描く「パシフィック・リム」の製作・監督・脚本を務めたギレルモ・デル・トロ(「パンズ・ラビリンス」)が、同作で女性パイロット役に扮した菊地凛子とともにプロモーションのため、7月27日から来日することが分かった。
デル・トロ監督の来日は、2008年の「ヘルボーイ ゴールデン・アーミー」以来5年ぶり。その際にも、「日本のクリエイターや観客は、ゴジラであれ、ガメラであれ、モンスターを愛し、感情移入できるモンスターが登場する作品を生み出している。また、西洋では軽視されがちなアニメなどにも、きちんと見合うべき敬意を払っている唯一の国だ」と熱い“日本愛”を披露。帰国時にはスーツケース11個分の日本のオモチャを買って帰ったという逸話も持つだけに、巨大ロボットや怪獣など、日本生まれのサブカルチャーをモチーフに約2億ドルもの巨費を投じて完成させた「パシフィック・リム」に込めた、並々ならぬ“本気度”がうかがえるはずだ。
メキシコでの少年時代に「鉄人28号」などの日本アニメの洗礼を受けたデル・トロ監督は、今作について「もし子どもの時に見ていたら、イェーガー・パイロットになりたい、と思えるような映画にしたかった」と語り、「とてもオペラ的で、強烈なインパクトを持たせた。戦いはとても強烈で、観客自身が実際に戦っているような感覚になるはずだ」と、自信に満ちたコメントを寄せている。4月に予定されていた来日が一度キャンセルとなっているだけに、監督本人にとってもファンにとっても、待望の来日となるに違いない。また、菊地演じるマコの幼少時を芦田愛菜が演じてハリウッドデビューを果たしており、デル・トロ監督、菊地、芦田のそろい踏みにも期待がかかる。
「パシフィック・リム」は、8月9日より全国で3D/2D公開。