北乃きい、上海国際映画祭で舞台挨拶 中国語で「小龍包が好き」に喝采
2013年6月25日 06:30

[映画.com ニュース] 女優の北乃きいが、主演作「爆心 長崎の空」が出品された第16回上海国際映画祭に出席し、6月21日(現地時間)に日向寺太郎監督とともに舞台挨拶を行った。今年4月からNHK・Eテレ「テレビで中国語」に生徒役で出演している北乃が、勉強中の中国語で「私は小龍包が好きです!」とコメントすると、会場はこの日一番の盛り上がりを見せたという。
「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のトム・フーパー監督が審査員長を務めるコンペティション部門に出品された12作品のうち唯一の日本映画。本作に対する関心は高く、公式上映が行われた会場の458席は満席に。北乃と日向寺監督は、会場入りの前に現地のマスコミに囲まれ、フォトセッションに応じた。
登壇した日向寺監督は、「上海の皆さまに、この映画を見てもらえて嬉しいです」と中国語で挨拶。「私が描きたかったのは、深い悲しみとか苦痛からどのように人間が立ち直っていくのかという希望の物語です」と語った。祖父母が被ばく体験をもつ大学生を演じた北乃は、「このお話は長崎でのことですけど、皆さんに何かを感じてもらえたら嬉しいです」と観客に呼びかけた。
今年の同映画祭では、日中平和友好条約締結35周年を記念して設けられた「上海・日本映画週間」で9本の日本映画が上映され、その実力と人気を印象づけた。ロシアのユーリ・ブイコフ監督作「THE MAJOR」がコンペティション部門の作品賞にあたる金爵奨と監督賞を受賞し、23日に閉幕した。
母親を突然亡くした女子大生の門田清水(北乃)と、幼い娘を失った被ばく2世の砂織(稲森いずみ)を主人公に、爆心地となった長崎に生きる市井の人々の姿を通して“受難と再生”を描く。長崎原爆資料館長である青来有一氏の連作短編集から、「鳥」「貝」を選び長編映画にまとめあげた。7月13~19日、岩波ホールで先行上映。7月20日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
「SHOGUN 将軍」S2、「Travis Japan」トラベルドキュメンタリー、チ・チャンウク&今田美桜の共演ドラマ ディズニープラスの新作ラインナップまとめ
2025年11月14日 19:30
ryo、kzらボカロP多数参加 スタジオコロリド×スタジオクロマト「超かぐや姫!」26年1月22日Netflix配信 「ワールドイズマイン」が流れる特報公開
2025年11月12日 15:00
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ