シャマラン監督と最新デジタルカメラの出合いが「アフター・アース」の映像美を実現
2013年6月20日 10:30

[映画.com ニュース] 全世界18カ国で初登場第1位の週末興行収入を記録、日本公開を6月21日に控えるSF大作「アフター・アース」だが、「フィルム主義」で知られるM・ナイト・シャマラン監督が、同作でデジタル撮影に初めて挑んだことでも話題を集めている。
シャマラン監督と言えば、「シックス・センス」や「サイン」などフィルムの質感にこだわってきたヒットメーカー。自ら「生涯“フィルム人”だと思っていた」と語るシャマランがその考えを改めたのは、「驚異的なカメラ、F65との出合い」だったという。
「F65」は、昨年1月に発表されたソニー製の映画撮影用デジタルビデオカメラ「CineAlta F65」のこと。新開発の8K CMOSイメージセンサーを搭載し、フルHDはもとより、その4倍の解像度の4K以上の画質に対応できるという業界最高画質のデジタルカメラだ。「アフター・アース」は、同カメラを用いて製作が開始された初の映画となっている。
シャマランは、「このカメラはデジタルでありながら、温かみと人間性があります。それが私にとって、とても重要なことなのです」と語る。監督がイメージした映画の舞台となる“1000年後の地球”の姿は、「人間のデザインしたものは何も残っていない」というもの。そのイメージを基に、主要なロケ地として、大自然に覆われた北カリフォルニアにあるフンボルト・レッドウッズ州立公園と中米・コスタリカの2カ所が選ばれ、圧倒的かつ壮大なスケールの光景が劇中で美しく描き出されている。まさに、「このカメラを選んだのは、自然な描写を伝えられることと、露光範囲が広いという理由から。(撮影現場の)ジャングルや森林はとても暗いので、(フィルムよりも感度の高い)F65を選びました」というシャマランの選択が的確であり、フィルム主義からの転換は必然だったことが分かる。
ハリウッドでは現在もF65カメラを使用して、新作が次々と撮影中。すでに公開済みの「オブリビオン」「死霊のはらわた」のほか、今後公開予定の「スマーフ2 アイドル救出大作戦!」などでもその美麗な高画質映像を確認できる。
「アフター・アース」は、ウィル&ジェイデン・スミス親子が7年ぶりに共演を果たしたSF大作。不時着した未知の惑星=地球を舞台に、伝説の兵士サイファ(ウィル)と息子のキタイ(ジェイデン)がサバイバルを通して親子の絆(きずな)を取り戻していく姿を描く。6月21日より全国公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ