バズ・ラーマン監督「華麗なるギャツビー」は村上春樹なしにはありえない?
2013年6月12日 12:30

[映画.com ニュース] レオナルド・ディカプリオ主演作「華麗なるギャツビー」を引っさげ来日中のバズ・ラーマン監督が6月12日、東京・伊勢丹新宿店本館3Fで開催される「バズ・ラーマン監督が紹介する『華麗なるギャツビー』世界展」(6月12~18日)に駆けつけ、会見した。
米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」を5度目の映像化。素性も仕事も謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビー(ディカプリオ)の隠された素顔が、次第に明らかになるサスペンスタッチの人間ドラマで「当初、スタジオは『原作がアメリカ以外で知られていない』と企画に消極的だった。そこで私は『日本では村上春樹さんが翻訳をしている』と説得したんだ」と述懐。「村上さんも自身のサイトで、『グレート・ギャツビー』は今を生きる我々を描いており、舞台となる1920年代のアメリカは、バブル期の日本に重なると言っている」といい、「この発言にディカプリオもすごく共感していたよ。つまり、ノー・春樹、ノー・ギャツビーなんだ」と熱弁していた。
ディカプリオとタッグを組むのは「ロミオ&ジュリエット」(1996)以来17年ぶり。ラーマン監督は「撮影当時、才能あふれる19歳の少年だった彼も、今では主役を張る一人前の男になった。あの頃は、私から一方的に指示を出すだけだったが、本作では対等な立場のパートナーとして、演技はもちろん、クリエイティブな面にも積極的に参加してくれた」とディカプリオの成長を熱弁。そして「優しく温かな人柄は、昔から変わっていない」と語った。
現在開催中の「バズ・ラーマン監督が紹介する『華麗なるギャツビー』世界展」では、ディカプリオや共演するトビー・マグワイアが劇中で着用した衣装をはじめ、キャリー・マリガンらが着用した「プラダ」や「ミュウミュウ」といったドレスのスケッチ画などが展示される。本作はラーマン監督にとって、初めての3D作品で「3Dに挑戦した最大の理由は、ファッションを存分に堪能してほしかったから。衣装の質感や細部まで、じっくり何度でも味わってほしい」とアピールしていた。
「華麗なるギャツビー」は、6月14日から全国で2D/3D公開。
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