「釣りバカ」原作者、71歳で監督に初挑戦!主演は國村隼、“ハマちゃん”西田敏行も参戦
2013年6月5日 05:00

[映画.com ニュース] 「釣りバカ日誌」の原作者である71歳のやまさき十三氏が初めて監督を務める「あさひるばん」の主要キャストを、配給の松竹が発表した。主人公となる元高校球児3人に扮するのは、主演の國村隼と板尾創路、山寺宏一。ヒロイン役で桐谷美玲が抜てきされたほか、「釣りバカ日誌」の浜崎伝助役でおなじみの西田敏行も出演する。
初メガホンとなるやまさき監督は、30歳まで東映で助監督を務め、テレビ映画「プレイガール」「柔道一直線」「キーハンター」にかかわった経歴をもつ。40年の歳月を経て、銀幕の世界へのカムバックとなる。
国民的人気シリーズとなった「釣りバカ日誌」にも触れ、「西田敏行さん、三國連太郎さんともに『シリーズとしての日本映画』というのにこだわって、22作までできたわけです。僕ひとりが『すべての遺志を継いでいく』なんて無理なんですが、シリーズへの希望がかすかにでも感じられるような作品でありたいなとは思っています」と意欲満々。さらに、「映画は40年ブランクがあったけれど、33年マンガ原作者として喜劇を書き続けてきたので、それが映画を撮るうえでプラスになるだろうという自信はあります。精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せた。
主人公となる3人は、名字が「浅本」「日留川」「板東」だったことから、高校時代から「あさひるばん」と呼ばれていたという設定だ。30年後のある日、浅本のもとに当時のマドンナでマネージャーだった幸子(斎藤慶子)の娘(桐谷)から手紙が届いたことをきっかけに、3人は再会することになる。
撮影は、5月11日にクランクインしており、3人の息もぴったりの様子。「内容的には『オジサンたちの青春グラフィティー』だと思っていただけたらと」(國村)、「タイトル通り『朝昼晩』と撮影しています」(板尾)、「まさかこのキャストの中に自分が参加できるとは思わず、長いドッキリを仕掛けられているんじゃないかと、今でも思っています」(山寺)と語っている。
元野球部監督で醤油蔵元の阪元雷蔵を演じる西田は、「また新たなシリーズになる予感がしています(笑)。僕は3人が高校球児だった頃から野球部の監督をやっていたという役でして、今回は年月が経って彼らがいろいろ人生の問題を抱えながらも、それをコミカルに1本にまとめた作品なんです」と説明。そして「今後、3人がそれぞれ3話ずつ撮れば、もう10作目まで作れる(笑)。僕もずっと三國さんのような気持ちでいられるんじゃないかな(笑)」と今作のシリーズ化に期待をにじませている。
「あさひるばん」は、11月に全国で公開。
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