山田洋次監督「小さいおうち」撮影快調!松たか子、充実感にじませる
2013年4月15日 11:42

[映画.com ニュース] 山田洋次監督の通算82作目となる最新作「小さいおうち」の製作会見が4月15日、東京・成城の東宝スタジオで行われた。山田組が総力をあげて作り上げたセットがお披露目されたこの日、山田監督をはじめ主演の松たか子と倍賞千恵子、吉岡秀隆、黒木華、片岡孝太郎、妻夫木聡という主要キャストが顔をそろえた。
“昭和パート”の座長を務める時子役の松は、「隠し剣 鬼の爪」以来約9年ぶりの山田組となるが「監督はもちろんスタッフ、共演陣の皆さんに、時子にしてもらっている感じで、とても幸せです」と充実感をにじませる。吉岡も、「何も変わっていないことに驚いている。唯一変わったのは、大船撮影所ではなく東宝スタジオで撮っていることくらい。それでも、スタジオ内には大船の香りがするので『あれ? 寅さんだっけ?』と錯覚することもあるくらい」と語り、山田監督を喜ばせた。
中島京子氏の第143回直木賞受賞作が原作で、山田監督が初めて手がけるラブロマンス作。原作を読後、すぐに中島氏へ手紙を書いたという山田監督は「こんなことは今までなかった気がする。何とも言えない色気の向こうに不安が隠されている。僕にとっても初体験の世界を恐る恐る撮っている感じ」と説明する。
映画は、東京の赤い三角屋根の“小さいおうち”が舞台となり、玩具会社勤務の旦那様と妻の時子、5歳の恭一ぼっちゃん、仕えて暮らす布宮タキの日常を描くとともに、旦那様の会社で働く青年・板倉正治と時子の淡い恋愛事件に秘められた真実が、60年の歳月を経て紐解かれていく。
また、山田組のこん身作ともいえるセットの一部が初披露され、赤い瓦屋根の平井家の内部には、玄関、廊下、応接間、座敷、台所などを、本物と同じように再現。隣家なども含めると、総面積は約300坪、1000平方メートルに及ぶという。なお、昭和パートに橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、ラサール石井、あき竹城、笹野高史、松金よね子、秋山聡、市川福太郎、螢雪次朗、林家正蔵、平成パートに小林稔侍、夏川結衣、木村文乃、米倉斉加年が出演することも発表された。
3月1日に同スタジオでクランクインした今作は、平成パートを撮影する5月に撮了予定だ。
「小さいおうち」は、2014年1月に全国で公開。
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