33役演じた亀梨和也、“33”のミッションに「俺、やります!」
2013年2月21日 19:20
大江健三郎賞を受賞した星野智幸氏の同名小説を映画化。家電量販店で働く平凡な青年・永野均(亀梨)がなりゆきでオレオレ詐欺を働いたことから、自分の知らない「俺」が増殖し、やがて「俺」同士が互いを削除し合う姿を描く異色サスペンス。ふせえり、岩松了、松重豊、松尾スズキら三木組の常連俳優も顔をそろえた。
亀梨は、「ミリタリーマニアの俺」「巨乳の俺」「全身タトゥの俺」など個性豊かな33役のキャラクターを演じ、「大変だったけど、大変だった記憶もないくらい濃厚だった。台本も丸暗記くらいの勢い。着替えてばかりだったので、ジャニーズで築き上げてきた“早替え”が役に立った」と明かした。複数キャラクターの演じ分けは、「デジャブみたいな感じ。時間が進んでいるんだか何なんだか、不思議な経験だった」と述懐。「インスタント沼」「転々」など独自の世界観で知られる三木監督は、亀梨の芝居を「非常にモチベーションが高くて、精密な動きをしてくれた。現場のスタッフからは“亀梨最強説”が生まれたほど」と絶賛していた。
ミステリアスなヒロイン・サヤカ役の内田は、「すごく楽しかった。最初から“謎の(ヒロイン)”ってついているから自由で何でもありだったので、三木監督の世界観にどっぷり浸っていた」。亀梨との共演は、「本当に大変なのに全然大変そうにやらないので、こっちも頑張らなきゃって思った」と鼓舞されていた。イヤミな上司・タジマ役を演じた加瀬も、「亀梨さんはかなり撮影大変だったと思うけど、僕がさらに芝居を通して追い込む。楽しい経験だった」と笑っていた。
そして、33役のキャラクターを演じた分けた亀梨に、その数字にちなんだ33の宣伝活動ミッションが課せられた。演じた33役の名前を全部暗記すること、3月3日に「俺俺」旗を持って都内をダッシュすること、3月3日に3時33分に起きることなどのミッションが発表され、亀梨は「まだ追い込まれるんですか?」とタジタジ。三木監督からも、演じた33人の人気投票の第33位としてメディアに露出すること、33カ国語で「俺俺」という単語を覚えることなど5つのミッションが発令され、内田は「泣けてくる。あんなに頑張ったのにまだ頑張るのか。亀梨君はやる人なので、信じてついていきます!」とエール。ミッション遂行の契約書にサインをした亀梨は、「公開まで頑張って俺を増殖させていきたいと思う。楽しみにチェックして。俺、やります!」と意気込んでいた。
「俺俺」は5月25日より公開。
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