「俺はまだ本気出してないだけ」音楽はGONTITI&堤真一のダメ男姿公開
2012年12月14日 06:00
[映画.com ニュース] 堤真一主演で人気漫画を実写化する「俺はまだ本気出してないだけ」が、2013年6月15日に公開されることになり、アコースティックギターデュオ「GONTITI」が音楽を手がけることがわかった。あわせて、ポスタービジュアルも公開されている。
13年に結成35周年を迎える同デュオは、第15回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した竹中直人監督、主演作「無能の人」(1992)をはじめ、是枝裕和監督の「誰も知らない」(04)、「歩いても 歩いても」(08)、テレビドラマ「ゴーイング マイ ホーム」などの音楽面を支えてきた。
今回のコラボレーションは、メガホンをとる福田雄一監督が「無能の人」の音楽のファンであることから実現。GONTITIのふたりは「映画の中身がなんだかとても面白いので、僕らもふだんあまり出さない『本気』を出してしまいました。タイトルにそぐわずにスミマセン」(ゴンザレス三上)、「福田監督から現代版『無能の人』をつくりたかったと聞いて、試写を見てみたらこれがめちゃくちゃ面白かった。僕たちの音楽で少しでも色を添えることができたらと、うれしく思っています」(チチ松村)とコメントを寄せている。
原作は、「このマンガがスゴイ!2009」にランキングされた青野春秋氏の代表作。テレビドラマ「勇者ヨシヒコと魔王の城」や、「コドモ警察」など独特の作風で人気の福田監督が、脚本も兼ね実写化する。堤が、41歳で会社を辞め漫画家を目指す中年のダメ男・大黒シズオを演じる。橋本愛、生瀬勝久、山田孝之、濱田岳、水野美紀、石橋蓮司らが共演。ポスタービジュアルでは、堤扮するシズオがパンツ1枚で寝転んでおり、ダメ男ぶりを見せつける。
「俺はまだ本気出してないだけ」は、13年6月15日から全国で公開。