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小堺一機が今年を映画で振り返る!「ムービープラス・アワード 2012」開催

2012年12月8日 09:00

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シネフィルで知られる小堺の本年度 ベストは「ダークナイト ライジング」
シネフィルで知られる小堺の本年度 ベストは「ダークナイト ライジング」

[映画.com ニュース] CS映画専門チャンネル「ムービープラス」が企画する特別番組「小堺一機と選ぶ!ムービープラス・アワード 2012」の収録がこのほど、都内のスタジオで行われ、番組ホスト役の小堺一機が映画界の今年1年を振り返った。

ムービープラス視聴者及び映画ファンの投票による「映画ファン大賞」や、映画業界関係者が選ぶ「映画スペシャリスト大賞」など、ユニークな視点で12年のベスト映画を選出する企画「ムービープラス・アワード 2012」の投票開始を前に、ナビゲーターの小堺が映画評論家・渡辺祥子氏とユナイテッド・シネマの企画編成部長・田部井悟氏をご意見番ゲストに迎え、11年12月~12年11月に公開された映画をさまざまな角度から語り尽くすトーク番組。

3人は、第84回米アカデミー賞や注目の若手スターたち、関係者も驚きの意外なヒット作、東京国際映画祭など、12年の映画界を多角的に分析。シネフィルで知られる小堺も自身のベスト作品をあげ、「『ダークナイト ライジング』は映画館に3回行った。クリストファー・ノーランには引き続き期待したい。あと昔からウッディ・アレンが好きで、すごくヒットした『ミッドナイト・イン・パリ』も良かった。邦画だと、北野武監督の『アウトレイジ ビヨンド』も痛快でスカっとした」と目を輝かせた。さらに、「興行も先が見えないから面白い。観客の意欲が試されるし、シンプルな“映画熱”が観客動員かも」と熱く語った。

また、日本の若手俳優たちにも着目しており「『悪の教典』などを見てもそうだけど、役者さんの質がとても高い。佇まいや芝居が昔と随分変わった。スターになりたいというより真面目に芝居をやりたいという感じで、若いのに職人みたい」と感心しきり。海外では、「『麦の穂をゆらす風』や(ノーラン監督版)『バットマン』シリ―ズのキリアン・マーフィーが好き。スターという感じはないけど、独特な色気がある」と大注目していた。

近年では、映画館のみならずDVDやデジタル配信などさまざまなスタイルでの映画鑑賞が可能になったが、「ムービープラス」のような映画専門チャンネルは「見逃した作品や掘り出し物が見つかる、いわゆる“名画座”の役割をしているのでは」と考察。そして、これから投票に臨む映画ファンたちに「“観客賞”ってだいたい一番面白い。みんな『今年のベストは?』と聞かれると、対外的に言いたいのと『本当は……』というのがあると思う。『パスタが食べたい』と言いながら本当はカツ丼かき込みたいとか(笑)。幅広い本音のランキングになることを期待している」と発表の日を心待ちにしていた。  「小堺一機と選ぶ!ムービープラス・アワード2012」は12月8日11時45分より放送。「ムービープラス・アワード 2012」も、同日「ムービープラス」公式ホームページ内特設サイトで投票受付が開始される。

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