来日したイライジャ・ウッド「ホビット」出演は“思いがけない”出来事
2012年12月1日 21:15

[映画.com ニュース] 米俳優イライジャ・ウッドが8年ぶり3度目の来日を果たし12月1日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた出演作「ホビット 思いがけない冒険」のジャパンプレミアに出席した。来日は主人公のフロド・バキンズを演じた「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(2004年公開)のPR以来。今回、同じ役どころで出演しており「フロドは原作には登場しないから、『ホビット』に出演できるのは文字通り“思いがけない”出来事。もちろん、新しい冒険に特別な思いがあるよ」と舞台となる中つ国への帰還に喜びをかみしめた。
ジャパンプレミアにはウッドをはじめ、主人公ビルボ・バキンズ役のマーティン・フリーマン、ドワーフのトーリン・オーケンシールドを演じるリチャード・アーミテージ、ゴラム役のアンディ・サーキス、メガホンをとったピーター・ジャクソン監督が登場。ジャクソン監督が「ロード・オブ・ザ・リング」3部作に続き、J・R・R・トールキン原作の冒険談を3部作で映画化するとあって、東京でこの冬一番の冷え込みを記録するなか、約2000人のファンが会場に駆けつけた。
ジャクソン監督は「コンニチハ、ジャパン! 日本は世界で一番の歓迎をしてくれる国だよ」と7年ぶり4度目の来日に上機嫌。「とても誇りにしている作品なので、最高のファンタジー体験をしてほしい」と自信のアピールだ。主演のフリーマンは「ビルボを演じるのは、もちろん責任が重いこと。それでも僕が迷ったときには、常に誰かが手を差し伸べてくれる現場だったよ」と述懐。女優でパートナーのアマンダ・アビントンを連れての登場で、ファンを前にアツアツぶりも披露した。
ゴラム役でおなじみのサーキスは「僕の中には『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが終わってからも、ずっとゴラムが生き続けた。きっとこれからも一生の付き合いになるだろうね」。今回、セカンドユニットの演出も手がけ、アーミテージ演じるトーリンが架空の生物・オークと戦うシーンの指揮をとった。アーミテージは「6人のオークと戦いながら、手にした盾で自分の顔を傷つけてしまったんだ。それを見たアンディが『これはイケるぞ』って(笑)。映画の中にもカットされず残っているから見逃さないで」とアピールしていた。
「ホビット 思いがけない冒険」は12月14日から全国公開。第2部「ホビット スマウグの荒らし場」は13年12月13日、第3部「ホビット ゆきて帰りし物語」は14年7月18日に公開を控えている。
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