ベルナー・ヘルツォーク監督、英ブッカー賞受賞作を映画化
2012年10月24日 19:00

[映画.com ニュース] ドイツの鬼才ベルナー・ヘルツォーク監督が、2003年の英ブッカー賞受賞作「ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇」を映画化すると、米バラエティ紙が報じた。
小説「ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇」は、オーストラリア出身の作家D・B・C・ピエールのデビュー作。シリアスな内容をきわどい笑いで展開させたため、問題作といわれた。07年、ヴィレッジブックスから邦訳が出版されている。著者は、幼い頃からアメリカ、メキシコ、オーストラリア、スペイン、イギリスを転々とし、現在はアイルランド在住だ。
テキサスの高校で銃乱射事件が発生し、生徒16人が死亡した。犯人は、主人公ヴァーノンの親友で、襲撃の後に自殺してしまう。共犯者とみなされたヴァーノンは、町の人々やマスコミに追い回され、メキシコへと逃走する。
プロデューサーのベルント・アイヒンガー(「バイオハザード」シリーズ)が企画を進めていたが、11年1月に死去したため、その妻カーチャ・アイヒンガーとシュテファン・アルントが遺志を受け継いだ。脚本家のアンドリュー・バーキン(「薔薇の名前」「パフューム ある人殺しの物語」)が、脚色を担当している。
02年のブッカー賞受賞作「パイの物語」は、アン・リー監督が「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」として映画化、日本では来年1月25日に公開される。その他、03年の最終候補に残った、ゾーイ・ヘラー著「あるスキャンダルの覚え書き」は、06年にリチャード・エアー監督によって映画化されている。ヘルツォーク監督が俳優として出演する、トム・クルーズ主演作「アウトロー」は、2013年2月1日から日本で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ