柴田恭兵&里見浩太朗、吉永小百合との再共演を熱望
2012年10月3日 17:20
[映画.com ニュース] 吉永小百合の主演最新作「北のカナリアたち」の完成披露会見が10月3日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、吉永は共演の柴田恭兵、里見浩太朗、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、小池栄子、松田龍平、阪本順治監督、木村大作キャメラマンらとともに登壇した。
「告白」の湊かなえ氏の「往復書簡」(第二話「二十年後の宿題」)を原案にした今作。北海道の離島の小学校で教師をしていた川島はると6人の生徒たちが20年後に再会し、その間に秘められていた真実が解き明かされていく人間ドラマ。利尻島、礼文島での撮影は冬パート、夏パートに分けて行われ大自然の猛威にさらされたこともあったが、キャスト、スタッフが一丸となり乗り切った。
吉永と夫婦を演じた柴田は、「製作会見で念願がかなったと申しましたが、欲が出てきました。あと2~3本はご一緒したい」ときっぱり。さらに、「吉永さんのてのひらの上でコロコロと転げ回っていて、とても心地良かったです。でも、吉永さんの魅力は1回だけでは……。もっと素敵な部分に触れたい」と語ると、吉永から「次はアクションね!」とほほ笑まれていた。
“サユリスト”を公言する里見は、「吉永さんのオヤジをやるということで、とてもとても楽しいひと時でした」とニンマリ。それでも、再共演の機会があれば「当然恋人ですよ! 実はオヤジと聞いてガッカリしていたんですよ」と明かし、場内の笑いを誘っていた。
吉永は、劇中で仲村トオルとのキスシーンに挑んだが「なんとも気恥ずかしくて、トオルさんが帰京する際に近寄ることができず、余韻というか不思議な気持ちになりました」と述懐。森山や満島ら若手実力派俳優たちとの共演についても、「6人に見つめられたとき、人間としてでも俳優としてでもなく、ただただこの場にいられて良かったと感じました」と万感の面持ちで語った。
配給の東映によれば、利尻島で11月3~5日、礼文島で同月6~8日に公開されるという。
「北のカナリアたち」は、11月3日から全国で公開。