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キアロスタミが日本で撮影した「ライク・サムワン・イン・ラブ」が釜山映画祭へ

2012年10月1日 12:30

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「ライク・サムワン・イン・ラブ」の一場面
「ライク・サムワン・イン・ラブ」の一場面
(C)mk2/eurospace

[映画.com ニュース] イランの名匠アッバス・キアロスタミ監督が日本を舞台に撮影した「ライク・サムワン・イン・ラブ」が、10月4日から開催の第17回釜山国際映画祭へ正式招待され、主要キャストの奥野匡高梨臨加瀬亮の3人がそろって映画祭に参加する。

友だちのうちはどこ?」「桜桃の味」で知られるキアロスタミの最新作。独自の演出方法を用い、キャスト陣にあらかじめ台本を手渡されることはなかったという。前作「トスカーナの贋作」で光った会話劇のスタイルを踏襲し、今回も真実と虚構の入り混じる独特の世界をつくり上げた。

80歳を超え現役を退いた元大学教授のタカシ(奥野)がデートクラブに所属する女子大生・明子(高梨)を部屋に招く。翌朝ふたりにばったり出会った明子の婚約者ノリアキ(加瀬)が、タカシを明子の祖父と勘違いしたことから、運命の歯車が狂いだす……。

コンペ出品された今年のカンヌ映画祭では、観客から温かい拍手が沸き上がった本作、釜山の観客からの反応が楽しみだ。「ライク・サムワン・イン・ラブ」は公開中。

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