水道橋博士&高橋ヨシキ「ディクテーター」を熱烈リスペクト!
2012年9月23日 22:00
[映画.com ニュース] お騒がせ俳優サシャ・バロン・コーエンの最新作「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」(公開中)の大ヒットを記念し9月23日、同作を支持するお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士とアートディレクターの高橋ヨシキ氏が、都内の劇場でトークイベントを行った。
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」「ブルーノ」で奇抜なキャラクターに扮してきたコーエンが今回演じるのは、アラブの架空の国を支配する傍若無人の独裁者アラジーン。ヒゲを剃り落とされて身元不明になったアラジーンが繰り広げるニューヨークでの珍騒動を、ブラックユーモアたっぷりに描く。
水道橋博士は、コーエンとの出会いを「町山(智浩)さんの紹介で『ボラット』を知ったのが最初。まだ見ていない人は人生ツイている! まだあの衝撃を味わえるわけだから」とうらやましそうな様子。「ディクテーター」については、「これまでのモキュメンタリースタイルではなく、きっちりとしたストーリーラインがある。この映画も80分くらいしかなくて、観客に長い時間を強要しない。他の作品のDVDもぜひ見てほしい。(本編は短いのに)未公開映像は100分以上あるから」と勧めていた。
また、お笑い芸人としても「コメディの力や破壊力を世界中に知らしめている。そこは本当にリスペクト。日本のお笑いに求められている過激さは、アメリカやイギリスとまったく違う。僕はどうしても同調圧力に負けてしまう」と尊敬の念。さらに、「金正日の遺灰をまくパフォ―マンスをして世界的なニュースになったけど、日本でこれだけ知名度がないのが不思議。町山さんが言っていたことだけど、“カルチャー・ジャム(マスメディアに批判や風刺を持ち込み変革を促すこと)”を起こす人に対して訴えを起こすなんてことは野暮」と熱弁をふるった。
高橋氏は、「『ブルーノ』には本当に衝撃を受けた。彼の作品を見た人は、まず絶句するか怒り出すかのどちらか」とコーエン作品が持つエネルギーを解説。「彼の作品には“主人公が成長しない”ということが共通している。『迷惑をかけるままでいいんだ!』と信じているのでは。そういう突破していることに対してのリスペクトがある」と分析していた。
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