二階堂ふみ、松坂桃李らを見て「男の子になりたいと初めて思った」
2012年9月22日 14:00

[映画.com ニュース] 映画「王様とボク」が9月22日、公開初日を迎え、主演の菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、主題歌を歌う「Good Coming」、前田哲監督が都内の劇場で舞台挨拶に立った。
やまだないとの人気漫画を実写化。6歳の精神状態のままで昏睡状態から12年ぶりに目覚めたモリオと、その親友で18歳のミキヒコとトモナリ、ミキヒコの恋人キエらの成長や葛藤を描き出す。
映画単独初主演となった菅田は、体は大人で心は6歳という難しい役どころを演じたが、撮影現場でもオンとオフを分けず6歳でいることを心がけたという。前田監督に「現場に入ったときから6歳で、周りも迷惑した」とイジられながらも、「自由に6歳を楽しみました」と満面の笑みで語る。
撮影は昨年末にタイトなスケジュールで行われた。松坂は「トンネルのシーンがあるんですが、ものすごく極寒で、その寒さに耐えながらやったなという思いがあります」と述懐。クリスマスイブの撮影だったそうで、「僕と監督と菅田くんの3人でクリスマスケーキ食べましたね」と松坂が言えば、菅田も「2人で車の中でフライドチキン食べたよね」と思い出話に花を咲かせた。
紅一点の二階堂は菅田、松坂、相葉の“男子”3人がワイワイと過ごすさまがうらやましかった様子。「控え室でも3人がすごく仲が良くて、『男の子になりたい』って初めて思いました。(自分は)人見知りだから、菅田くんが話しかけてくれても『違いますよ』とかクールに返しちゃうんですよ」。それでも、前田監督からは「一番パワーがあった。3人が固まって戦っても耐えられそう」と評され、菅田からも「見れば見るほど、知れば知るほど面白い人」と称えられていた。
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