堺雅人のまさかの胸キュン体験にファンが一斉に「え~っ」
2012年9月15日 17:20

[映画.com ニュース] 内田けんじ監督の4年ぶりの新作「鍵泥棒のメソッド」が9月15日、全国145スクリーンで初日を迎えた。内田監督と出演の堺雅人、香川照之、広末涼子、森口瑤子は1日で東京・渋谷シネクイント、新宿バルト9、千葉・京成ローザ、東京・ユナイテッドシネマ豊洲の4カ所で計6回の舞台挨拶をする強行軍でアピールに務めた。
堺は、新宿での上映前に「本当に面白い映画。期待してください。以上です」と断言。これに香川が「幸せな時間を過ごすことができるはず。僕も一緒に座って見たいくらい」、広末は「きっと3連休がハッピーになる映画。たっぷり笑って、楽しんで」と呼応した。
映画をひも解くキーワードが「胸キュン」ということもあり、出演者が最近の胸キュン体験をボードに書いて発表。トップバッターの森口が「おしり」と出し、カブトムシの幼虫を育てた話を始めた途端、映画同様のノリツッコミのトークが繰り広げられた。
堺「何の話が始まるんですか?」
香川「その話はお尻にたどりつきますか?」
堺「風が吹けば、おけ屋がもうかる的な話になるかもしれない」
実は、カブトムシがお尻を振りながら脱皮して成虫になったことに森口がときめいたそうで、映画の中でお尻を見せる堺と香川にひっかけたネタ。続く広末は、「堺さんのモンチッチHair」と出し、髪を切った堺に熱視線。「短ければ短いほど好きなんです」と言うと、今度は内田監督が帽子を取って短髪をアピール。香川にいたっては「おーい、バリカン持ってきてくれ」と叫ぶ始末だ。
その香川は「広末さん」と書き、3年連続で夏から秋にかけて共演し役の設定として徐々に距離を縮めていった“愛の遍歴”を披露。これが同作のネタばれに抵触する恐れがあり、内田監督が「言っちゃいましたね」と苦笑いでダメ出しした。
トリを務めた堺は、なぜか「……」で「生まれてから1回もキュンとしたことがないかもしれない」。期待していたファンからは「え~っ」とブーイングが巻き起こり、「寒い雰囲気にしてすいません。ずっと考えていたけれど、なかったんです。次にキュンとするときは心臓麻ひかもしれないので、ゆっくりと老成していきます」とネガティブ発言で笑いをとっていた。
配給のクロックワークスによれば、内田監督の前作「アフタースクール」は全国72スクリーンのスタートで、興収5億6000万円の高稼働を記録。今回は公開規模が倍増していることから、「まずは興収10億円が目標です」と見据えていた。
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