クリント・イーストウッド、俳優復帰の真相を初めて語る
2012年9月13日 08:00
[映画.com ニュース] クリント・イーストウッドが主演俳優として銀幕に復帰する「人生の特等席」が、11月23日から日本で公開される。今年で82歳になるイーストウッドは、自ら監督・主演を務めた「グラン・トリノ」(2008)をもって「もう積極的に役は探さない」と語り、事実上の俳優引退を宣言。映画.comは、これまで口を閉ざしていたイーストウッドが、今作に出演するに至った経緯、心境の変化を初めて明かしたコメントを入手した。
イーストウッドが、自身の監督作以外で俳優として出演するのは「ザ・シークレット・サービス」以来、実に19年ぶり。今回の復帰については、「『グラン・トリノ』はとても有意義で、この年になればどちらかに専念すべきだと決めた。1970年から俳優と監督をやっているが、両立は大変だと思うことがあるからだ。だから、俳優業はもうしないと思っていた。今回は、面白い役だったのでやってみた」と語る。
今作は、「マディソン郡の橋」(95)以来、17年にわたりイーストウッドから映画製作を学んだ愛弟子、ロバート・ロレンツ監督のメガホン。大リーグの伝説的なスカウトとして活躍してきたガスが、年齢による視力の衰えを隠せず、その手腕に球団フロントは疑問を持ち始める。苦境に立たされたガスを助けたのは、長年離れて暮らし良好な関係とはいえない一人娘のミッキー(エイミー・アダムス)だ。親子が久々に対じすることにより、これまで語られることのなかった過去と真実が明らかになる。
4年ぶりの演技を「とても面白かったよ」と述懐するイーストウッドは、「年をとるといい役があまりないからね。この後は監督をやるだろうけど、ときどき俳優をやるのも楽しかったよ」と話し、俳優業へのさらなる意欲をうかがわせた。それでも、「監督業のほうが好きだ。なぜなら、映画作り全体を手がけることができるからだ」と本音を隠すことなく話した。
「人生の特等席」は、11月23日から全国で公開。
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