渡辺麻友「ねらわれた学園」で映画主演声優＆主題歌に初挑戦

薬師丸ひろ子主演、大林宣彦監督による1981年の実写映画版をはじめ、これまでに計6回にわたり実写化されてきた眉村卓のSFジュブナイル小説を、初めてアニメーション化。鎌倉の中学校に通う14歳の少年少女たちの前に、謎の目的を秘めた転校生・京極が現れ、京極の存在が少年少女の心や体、学園の空気を危うげに揺り動かしていく様子を描く。

渡辺は、主人公の少年・関ケンジの幼なじみの涼浦ナツキの声優を担当。大のアニメ好きとして知られる渡辺は、自身が所属する派生ユニット「渡り廊下走り隊7」のメンバーとともに、TVアニメ「クレヨンしんちゃん」（2012年3月放送回）にゲスト出演したほか、「AKB48」をモチーフにしたTVアニメ「AKB0048」では、声優選抜としてメインキャストの一員を務めた経験がある。しかし、映画の主演声優は今回が初めてで、「映画のアフレコは今回が初挑戦なので少し不安もありますが、自分なりに楽しんで演じたいと思います。今回演じさせていただくナツキは、すごく元気で可愛いらしく魅力的な女の子なので、観ていただく皆さんに好きになっていただけるよう精一杯頑張ります！」と意気込む。

今年6月の第4回選抜総選挙で2位になり、前田敦子が卒業した「AKB48」の次期エースとして期待されるほか、「渡り廊下走り隊7」や声優選抜ユニット「NO NAME」としても活動する渡辺は、今年2月にソロデビューも果たしている。今回はソロ歌手・渡辺麻友として主題歌を歌うことも決まり、「映画ももちろんですが、主題歌も皆さんに好きになってもらえたら嬉しいです」と話す。

ナツキの相手役となる少年ケンジには、現在放送中の人気アニメ「エウレカセブンAO」のフカイ・アオ役などで活躍する本城雄太郎が決定。「ケンジはいつも自然体であまり深く物事を考えていないように見えますが、ここぞという時には誰より魅力的なキャラクター。彼の自然体な雰囲気をうまく出せたらと思っています」とコメントを寄せている。

「ねらわれた学園」は11月10日公開。