水野美紀7年ぶり「踊る大捜査線」復帰 織田裕二はマイク使わず「ありがとう」
2012年8月23日 22:30

[映画.com ニュース] 女優の水野美紀が、人気シリーズの劇場版完結編「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」に出演していることがわかった。同シリーズへの出演は、スピンオフ映画「交渉人 真下正義」以来、実に7年ぶり。水野は8月23日、同作完成披露試写会の上映後に行われた舞台挨拶に出席し、会場を埋め尽くした約4000人のファンを驚かせた。
上映前に行われた舞台挨拶には、織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリアら14人が出席。上映後にはさらに水野、甲本雅裕、川野直輝、滝藤賢一、遠山俊也、真矢みき、筧利夫も加わり合計21人が興奮冷めやらぬファンの前に、客席から登壇するサプライズに場内は大喜びだ。
ユースケは、“妻”水野の「踊る」復帰に「雪乃が帰ってきてくれました! オレの大好きな雪乃が!」と大絶叫。隣に立つ水野は、「ユースケさんの相変わらず適当なアドリブは大変でした。7年ぶり……そんなに……。すみませんでした! ただいま!」と会場に向かって大きく手を振った。そして、「いつの間にか夫も署長になりまして。湾岸署の皆さん、主人が本当にお世話になっております」と即興で演技をし、ファンの笑いを誘った。
水野は、今作で真下雪乃(旧姓・柏木)役で出演。テレビドラマ第1話で殺人事件の被害者の娘として初登場後、事件を解決した青島にあこがれ警視庁巡査採用試験を受ける。「交渉人 真下正義」では、真下(ユースケ)とのデートの約束がきっかけで事件に巻き込まれ、命を狙われたこともあった。現在は真下と結婚し、二児の母という設定だ。
感激に浸る織田は「15年間、本当にありがとうございました。会いたくなったら、いつでもすぐそばにいます。そして、皆さんのここ(心)にもいます」とひと言ずつ、言葉をかみ締めるように語りかけた。そして、登壇した20人のキャスト、スタッフに向き直り「本当にありがとうございました」と頭を下げる姿は、15年間“座長”として青島を演じきった織田の真摯な姿が浮き彫りになった。さらに、降壇時にはマイクを使わず「ありがとう!」と絶叫した。
完結編となる今作では、警察が押収した拳銃を使った連続殺人事件が発生し、捜査の過程で青島にある嫌疑がかけられ辞職勧告がくだされる。さらに、室井(柳葉)までもが組織の大きなうねりにのみ込まれ、職を解かれようとしていた。それでも懸命に捜査を続けるなか、それをあざ笑うかのごとく真下の息子が誘拐される。
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」は、9月7日から全国で公開。
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