藤原竜也“挑戦”認める事務所に感謝「僕のわがまま聞いてくれる」
2012年8月21日 12:30

[映画.com ニュース] 豊田利晃監督の最新作「I'M FLASH!」が8月20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で英語字幕付きで特別上映された。上映後には豊田監督と主演を務めた俳優の藤原竜也が会見に臨み、外国人記者からの質問に応じた。
藤原演じる新興宗教の若きカリスマ教祖ルイが、ある事件をきっかけに教団をやめる決意をするが、それを許さない教団側はルイに刺客を送りこむ。両者の緊迫した心理戦をオリジナル脚本で描きあげた豊田監督は「今、日本で映画を撮る上で“3.11”の影響からは逃れられない。震災で多くの人が亡くなり、自分の周りでも原田芳雄さんをはじめ親しい人が立て続けに亡くなった。この映画は死の連鎖を断ち切るという決意表明」。本作が描くのは「生と死の問題」だといい、「その上で宗教がいいモチーフだっただけで、宗教そのものを描きたかったのではない」と説明した。
多くの日本映画が、ベストセラー小説やコミックを原作にしている現状については「それ以上に面白い脚本を書けばいいだけの話。それとプロデューサーをどうだますかですね(笑)。優れた企画にお金を出すプロデューサーはたくさんいるはずだが、(作り手が)そうしないだけ」と鋭く指摘していた。
一方、念願だった豊田監督との初タッグが実現した藤原は「ルイという人物には、監督自身が投影されているように思えて、やりがいのある役だった」と述懐。「40回、50回とテイクを重ねてもOKが出ない過酷な現場でしたが……、一緒に仕事ができて良かったです」と豊田監督をチラリと見つめると、豊田監督が「仲が悪いわけじゃないですよ」と笑いを誘う場面もあった。
藤原に対しては、ある外国人記者から「日本の俳優は事務所に守られているイメージがあるが、今回の出演を事務所にどう納得させたのか」と変化球の質問が。これには藤原も苦笑しながらも「僕自身は常に挑戦し続けることができる環境にいると思う。今回の選択も間違っていないと思うし、僕のわがままを(所属する)ホリプロのスタッフがきいてくれた」。豊田監督も「ホリプロさんは(映画製作の)お金も集めてくれた。すばらしい会社だと思う」と感謝の意を表した。
「I'M FLASH!」は、9月1日から全国で公開。
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