トニー・スコット監督が飛び降り自殺
2012年8月20日 15:28
[映画.com ニュース] リドリー・スコット監督の実弟で、「トップガン」「エネミー・オブ・アメリカ」などで知られる映画監督でプロデューサーのトニー・スコット氏がロサンゼルスのビンセントトーマス橋から飛び降り死亡したと、8月19日(現地時間)複数メディアが報じた。享年68歳。
橋の近くに止められたスコット氏の愛車のプリウスから遺書が見つかっており、自殺と見られる。米沿岸警備隊の話では、午後12時半頃飛び降りた模様で、午後4時半に遺体を収容し検視に回された。
英国出身のスコット氏は1983年の監督作「ハンガー」で長編映画デビュー。「エイリアン」「ブレードランナー」などで世界的な成功を収めた兄リドリーの後を追い、活動の拠点をアメリカに移す。86年に監督したトム・クルーズ主演の「トップガン」が大ヒット。その後も精力的に活動しており、直近の監督作はデンゼル・ワシントン主演の「アンストッパブル」(2011)。「トップガン」の続編の企画も進行中だった。
また、3・11東日本大震災から1年後の“3月11日”の日常の映像をつなぎ合わせて作られた映画「Japan in a Day ジャパン イン ア デイ」(11月3日公開)のプロデュースにも兄リドリーとフジテレビの亀山千広氏とともに携わっていた。