茂木健一郎、汗だくでワーグナーの魅力を熱弁!
2012年8月16日 14:59

[映画.com ニュース] ワーグナー作の超大作オペラで、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)で上演された「ニーベルングの指環」4部作のライブビューイング一挙上映を記念し8月15日、東京・東銀座の東劇で、ワーグナーの大ファンである脳科学者の茂木健一郎氏がトークショーに出席した。
METでは、昨シーズンから4半世紀ぶりに「ニーベルングの指環」4部作を、これまでとは異なる新たな演出に着手。「シルク・ドゥ・ソレイユ」も手掛けるロベール・ルパージュを迎え、総上演時間18時間を超える美しい舞台を作り上げた。
「METライブビューイング」は、今年で7年目。この日、初めてライブビューイングで鑑賞した茂木氏は「ゲネプロを撮ったのかと思うような、あり得ない角度から撮っている。技術の進化とその裏にある職人技に感銘を受けました」と興奮した面持ち。オペラの制作現場を高校時代に経験したことがあるそうで、「生の鑑賞では見えないバックステージの様子まで伝えてくれるところに感動しました」と語った。
茂木氏によれば、ワーグナーの魅力に“侵された”人間は数多くいるという。自身が司会を務めるテレビ番組で、宮崎駿監督を取材した際のエピソードに触れ「宮崎さんもワーグナーが大好きで『崖の上のポニョ』の時はずっと『ワルキューレ』を聴きながら描いていた。だから(『ニーベルングの指環』に登場する)ブリュンヒルデという名前がポニョの本名として出てくるんです」と解説。「そうやって別の表現で描ければ救われるんですが……とにかくワーグナーは吸引力が強すぎてどうしていいか分からなくなるんです」と複雑な思いを吐露した。
また、橋下徹大阪市長の下で補助金の凍結が取り沙汰されている文楽や、“国民的アイドル”と称される「AKB48」の存在に触れつつ「人気が高いからといって芸術性が高いとは限らない」と持論を展開。その上で「歌舞伎と小津安二郎監督の映画作品はポピュラーでありながら芸術性が高い、奇跡のような存在」と語り、「歌舞伎の良さが分かる日本人ならオペラの良さも分かるはず! オペラにもっと人が来てほしいし、そこまで昇華させることができたら」と期待を寄せた。
茂木氏は用意されたイスに座ることなく、汗を流しながら30分以上にわたり話し通し。その熱い言葉に、多くの観客が席を立つことなく耳を傾けていた。「ニーベルングの指環」4部作は、東劇で上映中。8月17日まで序夜「ラインの黄金」と第一夜「ワルキューレ」、8月18日から24日まで第二夜「ジークフリート」と第三夜「神々の黄昏」を上映。
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