藤原竜也、水原希子の吐露に恐縮しきり
2012年8月7日 20:00
[映画.com ニュース] 豊田利晃監督と藤原竜也が初タッグを組んだ「I'M FLASH!」の完成披露試写会が8月7日、都内で行われ、主演の藤原をはじめ松田龍平、水原希子、板尾創路、豊田監督らが舞台挨拶に登壇した。
「青い春」「ナインソウルズ」の豊田監督が、宗教団体の若きカリスマ教祖(藤原)とその命を狙う男たちのし烈な戦いを描く。新興宗教団体「ライフイズビューティフル」を率いる教祖・吉野ルイは、愛する女・流美(水原)から「妹はあなたのせいで自殺した」と衝撃的な事実を告げられ、教団を辞める決意を固める。しかし、ルイを守るボディガードの新野風(松田)らに教祖暗殺指令が下される。
念願の豊田監督とのタッグを実現させた藤原は、「5、6年前から一緒に映画をやろうと言っていて、ようやく実現した熱い作品。1日の平均睡眠時間40分くらいで大変な思いをして撮影したけれど、ひと筋縄ではいかない監督に鍛えられた15日間だった。僕の中にも残っていく作品」と達成感をかみしめた。「ナインソウルズ」以来、8年ぶり3度目の豊田作品への参加となった松田は「面白い映画ができてうれしい。何でもいいからずっとやりたかったし、特別な気持ちがあった。また一緒にやりたい」と再会を喜んでいた。
水原は、「オファーの来るちょうど1週間前に『青い春』を見て、こんな素敵な監督に撮ってもらいたいと思っていたのでうれしかった」と感慨深げ。また、藤原との共演は「お互いにいっぱいいっぱいだったのであんまり覚えていない。自分の世界に入り込んで、話しかけても返事がないときもあった」と明かし、藤原を恐縮させていた。豊田作品常連の板尾は、「1番の魅力は撮りたいものを撮るっていう曲げない姿勢。今まで見たことのない藤原君だったのですごいなと思った。苦労や嫌な思いをした甲斐があったんじゃないかな」と新たなコンビを労った。
豊田監督は、「去年の3.11の1週間後、竜也と下北で飲んでいて年内に一緒に映画を撮ろうと話した。約束を果たすことができて良かった」と話し、「『I'M FLASH!』というのは鮎川誠さんの曲で、ずっと映画のタイトルにしたかった。こうやって実現できたことがうれしい」と笑みを浮かべた。
「I'M FLASH!」は9月1日から公開。
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