猫ひろし、複雑な心境も「キット・キャット！」と五輪選手を激励

アイドルデビューを控えるシオリ（和田彩花）が山奥の旅館で不気味な体験をする「おさよ」、平和な日曜の昼下がりにアイリ（竹内朱莉）が真っ赤な人間型カマキリに襲われる「赤い人」、部屋の模様替えをしていたモモカ（福田花音）が古めかしい三面鏡から出現した老婆と死闘を繰り広げる「部屋替え」、シオリのデビューを祝って集まったアイリやモモカら6人の少女が思い出の廃墟で遭遇する恐怖を描く「和人形」の4話で構成される。

「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」など海外でもカルト的人気を誇る鬼才・井口監督は、猫から大ヒット満員御礼を願って“招き猫”をプレゼントされると、「縁起が良い！　すでに大ヒットしたような気分」とご満悦の様子。そして、「スマイレージさんはアイドルなので笑顔を作る方々。スマイレージからスマイルを奪うため、叫ぶ特訓や怖い顔の練習から始めた」と裏話を披露した。井口作品に出演を切望する猫は、「オファーを待っていたけど全然来ない。カンボジア人の役とかありましたらぜひ。本当ならロンドンにいるはずだったので夏のスケジュールが空いちゃった。仕事ください！」と懇願し、笑いを誘った。

惜しくもロンドン五輪マラソンのカンボジア代表の座を逃した猫だが、「複雑な気持ちで見ている。カンボジアの知り合いも気になるし、男子マラソン日本代表の佐川急便の人（山本亮）を応援している。佐川急便はもともと飛脚なので、そのパワーでロンドンの暑い夏も乗り切ってくれると思う」と期待。さらに、「きっと勝つ！　キット・キャット！」と新ネタを披露し、ロンドン五輪日本代表にエールを送った。

「怪談新耳袋　異形」は8月11日より公開。