橋本愛、号泣クランクアップ 「桐島」ドキュメンタリーCM公開
2012年7月30日 13:00

[映画.com ニュース] 朝井リョウ氏の人気小説を映画化した青春群像劇「桐島、部活やめるってよ」のスペシャルテレビスポットが、このほど公開された。WOWOW限定で先行放送されている同スポット5種類のなかから、映画.comは人気若手女優・橋本愛が号泣しながらスタッフに感謝の言葉をしぼり出す映像を独占入手した。
第22回小説すばる新人賞を受賞した原作を映画化する今作は、田舎の高校を舞台に、バレー部のキャプテン・桐島が突然部活を辞めたことをきっかけに、校内の人間関係が微妙に変化していくさまを、時間軸や視点を転換しながら大胆に描く。
ヒロイン・東原かすみ役の橋本は、校内の中心的な女子4人グループに属し、揺れ動くパワーバランスをなんとか保とうとする繊細な役どころを演じきった。役づくりには苦労したようで、朝井氏との対談で「どこか性格があいまいで、頭ではわかるんだけど表現がすごい難しくて、悩んだり、考えたりしていたんですね。でも、やっているうちにやりやすくなってきて、頭で考えるより体で感じるというか、初日よりも大分わかってきたなって」と語っている。
それだけに今回の映像は、極寒の撮影を乗り越えた橋本の生々しいまでの感情の爆発をとらえている。何枚もの毛布にくるまり「皆さん、お疲れさまでした。1カ月間、本当によくしていただいて、すごくいい時間を過ごせて、皆さんと出会えて良かったと思います。今日は寒いから、早く帰って、あったかくして寝てください!」と号泣しながら挨拶する姿から、充実した撮影だったことがうかがえる。
「桐島、部活やめるってよ」は、8月11日から全国で公開。
(C)2012「桐島」映画部 (C)朝井リョウ/集英社
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